2024年4月12日 / 最終更新日時 : 2024年4月12日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう10 名作紹介 夫婦善哉 原案は、昭和15年に織田作之助が発表した同名小説だ。昭和62年、国立文楽劇場で初めて上演された。太夫が語る浄瑠璃の文章は口語体で、大阪の雰囲気いっぱいに書き上げたのは、脚本家・石濱恒夫の力量の冴えだ。 […]
2024年4月5日 / 最終更新日時 : 2024年4月5日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう9 名作紹介 生写朝顔話 題名は、「しょううつしあさがおばなし」と読む。本来は「お家騒動」を扱った時代物だが、現在上演されるのはメロドラマの王道「すれ違い」が織りなす男女の悲恋の物語の部分だ。ただし、ハッピーエンドが用意され […]
2024年3月22日 / 最終更新日時 : 2024年3月22日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう8 名作紹介 曽根崎心中 2021年、シナリオ・センター大阪校が創立45周年を迎えた。その記念に、近松門左衛門作の人形浄瑠璃「曽根崎心中」をベースに、20人のライターたちが「令和御堂筋線心中」と題してリレーシナリオ企画に挑戦 […]
2024年3月15日 / 最終更新日時 : 2024年3月28日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう7 首 文楽のプログラムには、筋書や太夫、三味線弾き、人形遣いの配役表などが掲載されているが、ページの最初に『登場する首』として、文楽人形の首の名前も明記されている。 首は、娘や若男などいくつかに分けられるが、眉や目、口、肌 […]
2024年3月8日 / 最終更新日時 : 2024年3月8日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう6 見台・床本・裃 太夫が床本を置く台が『見台』だ。熱演で出る汗を拭う布なども置いている。天板以外は分解できて、下についている箱部分に収納できるようになっている。太夫所有のもので、漆塗りや蒔絵など装飾を施した豪華なものもあり […]
2024年3月1日 / 最終更新日時 : 2024年3月1日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう5 人形遣い 世界に類を見ない独創的な動きで、まるで生きているかのように豊かな表現力を持つ文楽人形を操る人形遣いの技(わざ)は、目を見張るばかりだ。 文楽人形は3人の人形遣いが操る。舞台下駄を履いた「主遣い(おもづかい)」が […]
2024年2月22日 / 最終更新日時 : 2024年2月22日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう4 三味線弾き 三本の弦を弾く音色で、情景や人物の描写から効果音まで演出する三味線弾きは、太夫との緊張感あるやり取りとともに、文楽の魅力だ。 舞台では、太夫と同じ裃を着用して、向かって太夫の右で演奏する。常に前方を見つめてい […]
2024年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年2月22日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう3 太夫 俗に「文楽を聴く」と言うが、文楽のかなめは義太夫節を語る太夫にあるのは周知の事実だ。 情景描写から登場人物のセリフまでを語り分けるのだから、至宝の芸と言える。 太夫は、三味線弾きと並んで、人形が操られる舞台の上手( […]
2024年2月9日 / 最終更新日時 : 2024年2月9日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう2 文楽の歴史 文楽は「人形浄瑠璃」とも呼ばれ、人形芸と音楽の浄瑠璃がドッキングしてできあがった芸能だ。 日本では古来より人形は神事などに用いられるもので、娯楽に供するものではなかった。 それが平安時代になって、傀儡(くぐつ […]
2024年2月8日 / 最終更新日時 : 2024年2月8日 admin 遅れてきたライター 文楽を見よう1 文楽に恋して 人間の本性を赤裸々に描いた『文楽』は、江戸時代から続く伝統芸能であり、現代にも通じるエンタテインメントだ。文楽の舞台は、義太夫節でストーリーを語る「太夫」と、三味線で音響を奏でる「三味線弾き」と、主役を演 […]