2024年

5月結果発表
4月結果発表

5月の結果発表

5月のお題は・・・「大人はつらいよ」

あなたはつらいことがあって、一人でブランコに乗っています。
今の気持ちをセリフ(三十字以内)にしてください。

【結果】

応募総数:21件 ポスト 21件/ X 0件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「ブランコは人生そのもの。行きつ戻りつ、ただ前を見て漕ぐだけ」土NⅠ作家 H・Iさん

 「ブランコ漕いでないで、人生のオールを漕ぎたいよ」 基礎科 N・Kさん

 「やっばりダメだ。ブランコしか愛せない性癖は止められない」 木N作家 R・Hさん

 「子供いないから、公園廃止。ジーザス、俺のサボリ場なのに!」 土AⅡ作家 C・Oさん

 「躓いたのは誰かのせいかもしれない。でも立ち上がらないのは誰のせいでもない……」 第一長篇 A・Fさん

 栄えある受賞者は……

 優秀賞 木N作家集団 R・Hさん

 「やっばりダメだ。ブランコしか愛せない性癖は止められない」

 受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 ○○しか愛せない現代人って、どれほど居るのかと思わせる視線でしたね。
現代人はみんな、なにかの「依存症」。それがブランコなのが面白い。なんで〜? というところで笑えちゃいます。
でも、ブランコしか愛せない設定からは、彼の孤独な心と、ライフスタイルの背景が感じられます。
現代を描くにあたり、ごもっともに描いたのでは観客の心に届かない。届き方のツボでしょうか?
作者にはますますセンスを磨いていただいて、これから長篇シナリオにも貪欲に挑んでいただきたいですね!

今回は5月ということで、新卒サラリーマンをイメージして「夢と希望」を題材に出題してみました。

R・Hさんは孤独な現代人というキーワードを盛り込みながら、インパクトのある台詞が光っていました。男の哀愁ただよう雰囲気もにじみ出ていましたね。良いセリフでした。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、しっかりとしたキャラクターを感じられるとといいですね。短いセリフなだけに、インパクト+知性があるといいかも。ブランコとサラリーマンが題材ということもあり、頑張りに関係した作品も多かったですね。6月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた5月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「あの時は何故、あんなに怒られたの? 教えて、おじいさん」基礎科 S・Nさん

「どうせいつか散るのに……今年もザワザワしたわたし……」木N作家 M・Sさん

「食欲が出ない。ラーメンとチャーハンと天津飯とパエリアしか食べられなかった」木N作家 T・Iさん

「ゆりかごに乗せたら、すぐ泣き止んだと母がよく言ってたな」木N作家 M・Oさん

4月の結果発表

4月のお題は・・・「桜を見て一言」

あなたは一人でお花見にやってきた。着物も着て、気合十分。

桜を見上げて、今の気持ちをセリフ(三十字以内)にしてください。

【結果】

応募総数:19件 事務局 16件/ X 3件

グランプリ候補作品は以下の通り。

 「右も左も外人さんや……。ん、嘘やん。日本人、私だけ⁈」 土EⅠ研修科 C・Oさん

 「すまし顔、まさかの花見酒とは分るまい……」 日M作家 K・Iさん

 「やっば。今日入学式だったかも」 第一長研 A・Nさん

 「入社式飛んで、ドエラい事してるなぁ~」 土EⅡ研修科 S・Sさん

 「あかん! シドニーの四月は秋やった。いや、秋桜って手もあるわ」 金N1作家 H・Iさん

栄えある受賞者は……

奨励賞 第一長篇研究科クラス A・Nさん

「やっば。今日入学式だったかも」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 児童虐待の暗いニュースも吹き飛ばす、のんびり今どきママに救いとユーモアとバックドラマを感じさせます。ただパンチが弱い。もう少し描きこむ意欲が欲しいですね。
 その他作品については優秀賞、佳作ともに該当作品はありませんでした。もっと描きこもうとする本気度が欲しいです。次回に期待しています。

今回は4月ということで、季節的には桜を題材に出題してみました。A・Nさんは4月らしいキーワードを盛り込みながら、台詞のギャップを活かしていたのが評価されました。水面下の白鳥の足のバタつきのような焦りがにじみ出ていましたね。良いセリフでした。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、台詞に見えるキャラクターなどがあるといいですね。短いセリフなだけに、楽しくシンプルなものが印象に残りやすいですね。やはり4月が題材ということもあり、桜や新生活にちなんだ作品も多かったですね。内なる叫び的な作品も多くて、似たような内容で被った作品もややありました。

ただ、文字数オーバーの作品も結構多かったのは残念でした。みなさん、要項はどのコンクールであってもよく読みましょう(笑) 5月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「SATがこの家を囲んだわ。私を盾にしてもムダ。後ろの奴等、投降なさい」 作家集団 Hさん

「それにしてもめっちゃ写真撮られたなー」基礎科 Iさん

「桜ってさ、4月しか咲かないのに春の主役って顔してるの何なの」作家集団 Kさん

「この一年どうだった? 私も深く根を張って必ず咲かせるから!」作家集団 Fさん

作品としては面白いんですが、文字数オーバーなどは選外になりますのでご注意ください。