2024年度(2024年4月~2025年3月)

●12月&1月結果発表
●11月結果発表
●10月結果発表
●9月結果発表
●8月結果発表
●7月結果発表
6月結果発表
5月結果発表
4月結果発表

12月&1月のお題

12月のお題は・・・「消去」

今年の汚れは、今年のうちに。そう年の瀬といえば大掃除です。

今年が終わる前に世の中から消去してしまいたいことありますよね。

今年中に記憶から消してしまいたいことを台詞(五十字以内)で書いてください。

【受賞作決定】

応募数:26件 ポスト 22件/ メール 4件

12月「消去」の最終候補作品は以下の5作品です。

「変わり果てた体型・薄くなった毛髪・回転が鈍くなった頭脳、心の中でみーんな消去。私はピチピチ女優」エッセイ K・Aさん

「今日はイケメンの! あの人がぁくる!あの笑顔に!恋におちそう〜! 汚れは〜恋敵は

〜今年に消す!」通信作家 I・Sさん

「お母さん、あなたとの思い出を消去します。あなたを想うたびに辛く涙します。前に進むために消します」基礎科 S・Mさん

「単身赴任。一時戻ったら売り出されてた。張り紙に亭主元気で!」土E研修 M・Nさん

「娘よ、母が良い年して、プリンセス系逃避行ラブロマンス小説(R18)にドはまりした事を忘れなさい」基礎科 S・Nさん

1月のお題は・・・「十万円の願い事」

新しい年を迎えて、あなたは初詣にやってきました。今年は大切な願いごとのために、お賽銭を大奮発。渋沢栄一の新札十万円を賽銭箱に投げ入れました。

どうしても叶えたい願い事を神様へ伝える台詞(五十字以内)で書いてください。

募集期間: 12月1日(日)~1月30日(木)24時まで

【受賞作決定】

応募数:26件 ポスト 22件/ メール 4件

1月「十万円の願い事」の最終候補作品は以下の5作品です。

「受験の為にしっかりと対策を準備してきたので、どうか本番では問題なく、カンニングが成功しますように」一般 Fさん

「ヨーシ! 推しの巫女さんのマオちゃんへ、投げ銭10万円! 神様、不純ですいません!」木N作家 R・Hさん

「十万円程度で襲われる恐怖に慄く毎日です。神様、安眠できるように闇バイト強盗を撲滅してください」基礎科 S・Mさん

「来年の今日、この賽銭箱に百万円入れられますように」基礎科 K・Fさん

「1万円で10万円のご利益があるスマホ決済の早割キャンペーンで願い事したが、神様忘れてないだろうな」木N作家 M・Oさん

12月&1月の結果発表

12月のお題「消去」 

奨励賞

「変わり果てた体型・薄くなった毛髪・回転が鈍くなった頭脳、心の中でみーんな消去。私はピチピチ女優」

 K・Aさん(エッセイ教室)

審査委員長による選評

わかるわ~! 共感者めちゃ多数! でも消去しちゃだめだめ! 女の人にはお歳を召さなければ滲み出ない魅力がありますよ!

素直でストレートなセリフが生き生きしていました。これからも素直な個性に磨きをかけてくださいね!

1月のお題「十万円の願い事」

優秀賞

「ヨーシ! 推しの巫女さんのマオちゃんへ、投げ銭10万円! 神様、不純ですいません!」木N作家 R・Hさん 

審査委員長による選評

神社へ行く目的にディテールあり! しかしなぁ…と考える意味もない現代が視つめられていましたね。

果たして推しのマオちゃんへ10万円は手渡されるのかというと、無理なんでしょうけれど、それにも気づかない一途さが可笑しい!

 更に、すいません、と神様に謝るのもピュアで可愛い! これからもがんばってくださいね。

A・Kさん、R・Hさん 受賞おめでとうございます!

【あとがき】

 初めての2か月合同企画でどうなることやらと思っておりましたが、年末年始のお休みがあったにも関わらずたくさんの応募がありました。本当にありがとうございます。今回受賞された方の中には、複数投稿を毎回続けて頑張ってくれている人もいました。シナリオも大喜利も継続は力なりですね。

 気になるところで言えば年間グランプリです。リードしている常連がこのまま逃げ切るのか、それとも新星が登場してかっさらうのか? 年度で言えば残すところは2月と3月の2回のみです。果たして栄冠は誰の手に? 

こんな応募がありました。

12月

「今年こそ痩せる! ご飯を減らすと公言したこと忘れて欲しい……「ありのままでいいのよ」おかわりする私」土E研修 H・H さん

「進君。フラレたね。助言したのに。当方一切関知しないからそのつもりで。この通話は自動的に消去される」金N作家 H・I さん

「娘の姑さんより着信。「○○でございます」を「○○でございまする」と歌舞伎調で言っていってしまったこと木N研修 M・Y さん

1月

「やっと新札のニセ札が完成した。この十枚を皮切りに平穏に使えますように!」木N作家 R・H さん

「姉さんの病気を直してくれてありがとう。いつも誰かの願いを聞いている神様が美味しいもの食べれるよう」通信作家 I・Sさん

11月のお題

今月のお題は「聞いてください、私のポエム」

秋の夜は思いに耽ってみたくなりますね。

あなたは芸術の秋らしく、自作のポエム(詩)を書きました。

さぁ、公園で美しいポエムを囁きましょう。

あなたが伝えたい心のポエムをセリフ(五十字以内)で書いてください。

募集期間: 11月1日(金)~11月28日(木)24時まで

【審査中】

応募数:25件 ポスト 13件/ メール 12件

グランプリ候補作品は以下の通り

「気がつくと、夏のもくもくとした雲がいなくなり スーッと筆で線を引いたようなおとなしい薄い雲に変わっている。彼への熱い気持ちも秋模様」 M・Yさん(基礎科)

「蒼天澄み渡りその頂きまで昇りゆく物価、果てしなく高く高く。地上では、スーパーにて佇む我に秋の風吹く。」 Y・Kさん(通信作家)

「色のついてたあの頃をふりおとしてしまいたい。私は私でせいいっぱいなの」Y・Mさん(木N作家)

「これでやめよう、わかってる。これがほんとに最後、もうやめる!あと一個だけ、勝手に手が袋の中に」 H・Hさん(土E研修科)

「貧しいから貴方に差し上げられるものといったら、秋の風と愛する心だけです。でも、結婚してくれますね」 H・Iさん(金N作家)

「去年の秋、君と2人。行き交う男に媚び売る君を僕は溺愛。今週の秋、僕は1人。リードを持てぬ散歩道」 C・Oさん(土A作家集団)

「月曜は笑い、火曜は苦く笑い、水曜は真顔で、木曜は不満気となり、金曜は不機嫌で、土曜は怒り、日曜に泣くのである」 R・Hさん(木N作家)

11月の結果発表

奨励賞

「気がつくと、夏のもくもくとした雲がいなくなり スーッと筆で線を引いたようなおとなしい薄い雲に変わっている。彼への熱い気持ちも秋模様」 M・Yさん(基礎科)

M・Yさん(基礎科)

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

燃える夏から秋模様へ。雲に恋心を重ね、素直に視つめて描かれている台詞でしたね。

空や雲を現代人は視つめているのでしょうか? スマフォを視つめるだけの人生なんて淋しい。

これから恋から愛へ彼への想いが深まるかもしれませんね。ステキなポエムを感じました。これからもますますがんばってくださいね。

【あとがき】

 ポエム、それは心の叫び。普段は奥底に隠しているポエマーたる自分を発揮してほしいと願った企画ですが、力作ぞろいで驚きました。ポエマー多いんですね。来年もやってしまいそうな予感がします。

今回受賞された方は、なんと前月に引き続いて二連続の受賞。新たな新星が現るという感じです。今までの複数受賞の方はまだお二人。果たして2024年の大喜利レースを制するのは誰なのか?なんか手に汗握る戦いですね。年末年始の連続企画で決着がつくのか、それとも持ち越されるのか。それとも意外なダークホースが誕生するのか。年間グランプリの座を賭けた戦いの勝者の行方はいかに?

次々回は年末年始で合併しますので、お楽しみください。

こんな応募がありました。

11月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「紅葉はこんなに美しいのに、はぁ……弟は明日緊急手術……あ、飛行機!あ、三日月も!うん、きっと大丈夫!」 エッセイクラス M・Fさん

「習字をならいたい。刑事さんが褒めてくれる、綺麗な字でダイイングメッセージを書ける被害者になりたい。」 Fさん(一般)

「赤、黄、茶、積もって、積もって、秋が来た。ポエム書く、つもりで、詰まって、飽きが来た。」 Sさん(一般)

「秋の夜長に書く詩は、想いがあふれ出るのでギシギシ言葉を敷きつめるが、朝陽を浴びたら霜のように消えてゆく」  M・Oさん(木N作家)

「紅葉はこんなに美しいのに、はぁ……弟は明日緊急手術……あ、飛行機! あ三日月も! うん、きっと大丈夫!」 M・Fさん(エッセイ)

10月のお題

今月のお題は「告白」

秋といえば、スポーツの秋。

あなたは〇〇を代表(スポーツには限定しません)して、宣誓の大役に選ばれました。

さぁ、大勢の観客の前で声高らかに誓いましょう。

みんなが聞いているから言ってみたい誓いのセリフ(五十字以内)を書いてください。

募集期間: 10月1日(火)~10月24日(木)24時まで

投稿:応募用紙 or  メールにて 

【結果】

応募数:21件 ポスト 12件/ メール 9件

グランプリ候補作品は以下の通り

「東京にいる娘!母は正々堂々と薄口醤油がおふくろの味であることを胸をはって誓います。送るのでホームシックになるな!(働く主婦代表)」M・Yさん(基礎科)

「宣誓。あらぬ疑いを晴らせず無念だが、ほとぼりが冷めるまでこの地に足を踏み入れません。(高飛び選手団一同)」M・Oさん(木N作家)

「宣誓。私たちは球技大会を利用して看守さんに日頃の恨みを晴らさないことを誓います!」Y・Wさん(金N作家)

「私は更年期を楽々と乗り切る為恥や外聞、周囲からの非難をもろともせず推し活に全力を尽くすことを誓います!」R・Hさん(木N作家)

「監督、すいません! 実は、奥さんと不倫してます! しかし、引く気は無いので、堂々と戦うことを誓います!」K・Fさん(基礎科)

栄えある受賞者は……

奨励賞

「東京にいる娘!母は正々堂々と薄口醬油がおふくろの味であることを胸をはって誓います。送るのでホームシックになるな!(働く主婦代表)」

M・Yさん(基礎科)

受賞おめでとうございます。

※今回の作品についてはセリフの中に商品名がありましたため、変更させていただく形としました。

審査委員長による選評

ディテールの伝わるいい視線からの台詞でした!

東京でがんばっている娘さん。ウルッとくる母心でした。女性が東京へ行ってまで仕事がんばるな、と思っている他の家族、もしくは周囲の人の視線も背景としてかいまみえます。

同じ女性として応援してるぞ! 母の愛は海のごとく! 味覚で共感&エール。発想が女性ならではですね。むかし東京でおうどんを食べたときの出汁の黒さに消沈したのを、つい思いだしました。しょうゆは薄口ですよね、絶対。

シナリオを描くことはディテールを描くことです。これからもますます感性に磨きをかけてくださいね。楽しみにしています!

あとがき

 台詞大喜利は一般の方の入賞あり、基礎科の生徒さんの受賞もありとバラエティに富んでいます。いろんな方の参加によって、実力や経験だけでは取れないくらいレベルが上がってきたなと思います。本当にセリフの力で決まっていく。そんな印象を持ちました。

 実はブーイングあるかもですが、今回の受賞作は文字数オーバーです。でも、落選させられない情感ある作品だったので、一次審査を通しました。普通のコンクールなら落ちますが、ある意味で奇跡的なこととなりました。(大きなコンクールではありえませんが)

次々回は年末年始で合併しますので、お楽しみください。

こんな応募がありました。

10月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「我らノラタヌキは「打倒保護猫」を胸に、保護タヌキを目指すべく正々堂々と人里に降りる事を誓います」R・Hさん(木N作家)

「ワレワレ宇宙人は、一人称が「私」で、「ワレワレ」と言う時は映画の中か、選手宣誓だけだとここに誓います」Fさん(一般)

「宣誓! 我々物書きは、個々はちっぽけな存在でも、多くの人の心を動かす新鮮な世界を創造する事を誓います。」Y・Kさん(通信作家)

「我々審判一同も、VAR、AIなどの最新技術を駆使して、選手の言いがかりと戦うことを誓います!」Sさん(一般)

「宣誓! 私には夢があります。憧れの聖地シナセンで最高の作品を創ることに努力し多くの人に希望を与え認知症予防に全力を尽くすことを誓います」M・Eさん(基礎科)

9月のお題

今月のお題は「告白」

9月と言えば、敬老の日。でも、最近は高齢者向けのお見合いツアーも人気だとか。

年老いたあなたは花束を手に大切な人へ愛の告白を。

※妻や恋人に限定はしませんので自由にどうぞ。女性から男性や同性同士もOKです。

一度は言ってみたい愛の告白セリフ(五十字以内)を書いてください。

投稿:応募用紙 or  メールにて 

【結果】審査中

応募数:11件 ポスト 3件/ メール 8件

グランプリ候補作品は以下の通り

「18歳で君に心を奪われ、81歳の今でも君を見ると心拍が乱れる」 R・Hさん(木N作家)

「戻って来るのは大変じゃったが、会いたくてのう。煙に巻かれても貴方を見失うことはないんじゃ、乙姫様」(一般 Sさん)

「嫁はんが生前、浮気はあかん言うてたから、ずっとあんたが一人になるの待ってたら、えぇおばあちゃんやな!」K・Yさん(金N研修科)

「あなたとの結婚生活。一番安らげるし、一番何でも言い合える。でも一番忍耐も必要だよ一番長く一緒にいるあなたへ」Y・Yさん(エッセイ)

「情熱の赤いバラを君に捧げます。年下ですが、よろしくお願いします!」M・Yさん(基礎科)

「今から来世の君の隣を予約しておこう。超早割り特典で、来世は今世よりもっと早く君と出会えればいいな」Y・Kさん(通信作家)

栄えある受賞者は……

奨励賞

「18歳で君に心を奪われ、81歳の今でも君を見ると心拍が乱れる」

 R・Hさん(木N作家)

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

エイジハラスメント感のないやさしさの伝わるセリフと思いました。体の衰えはいたしかたないものの、ハートは生涯現役!
がんばって、お爺ちゃん! とエールを送りたくなりますね。やさしくて、クスッと笑えちゃうセンスをこれからも磨いてくださいね。
楽しみにします。

あとがき

今回はストレートな告白というよりも、少しひねった老人になっても告白したいという設定にしておりました。おとぎ話あり、熱い告白ありといろんな形で愛が語られていました。通信作家集団のYさんの作品もすごくロマンティックでしたね。そして、今回奨励賞を取ったRさんは二回目の受賞です。まさかそういう人が出るとは思いませんでした。年内三冠を目指してほしいです。

こんな応募がありました。

9月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「出会った時から、君はちっとも変わらない。この、造花みたいに……」 Y・Mさん(木N作家)

「半世紀以上樽に漬けこんで熟成した君への愛は、世界中のどんなワインよりもおいしい」 M・Oさん(木N作家)

「この作品で演じてくださり、ありがとうございました……やっと、やっと…脚本家としてご挨拶ができました」M・Fさん(エッセイ)

「年の差は気にせず結婚しよう。本当は、お爺さんじゃないんだ。まずは助けた亀につれられた話を聞いてくれ」(一般 Fさん)

「君に再会して、私の人生にこの花たちのような彩りを取り戻せた気持ちです」M・Yさん(基礎科)

8月のお題

今月のお題は「ナイショの叫び」

夏。あなたは花火大会にやってきました。

大きな花火の音で何を言っても聞こえません。さぁ、心を開放しましょう!

聞こえないなら言ってみたいセリフ(五十字以内)を書いてください。

募集期間: 8月1日(木)~8月29日(木)24時まで

投稿:応募用紙 or  メールにて 

【結果】審査中

応募数:10件 ポスト 5件/ メール 5件

グランプリ候補作品は以下の通り

「プロポーズされるなんて思ってなかったから嘘ついてたの。本当は27歳じゃなくて46歳、バツ4娘3人〜!」 Y・Kさん(通信作家)

「君と会うのは今日で最後なんだ。他に好きな子が出来たから。明日からはもう君の事、ストーキングしないよ。」Fさん(一般)

「一緒に花火大会行こうって約束したのに……お母さんの嘘つき! 空の上から花火はどう見えるの?」C・Oさん(土A2作家)

「この場所で私に言ったプロポーズの言葉を花火みたいにコロコロ変えるなー!」M・Nさん(日A研修)

「本当は花火なんて全く興味ないし、貴方の事も嫌いなの! あぁ、もう限界! 帰りた~い!」R・Hさん(木N作家)

栄えある受賞者は……

 優秀賞 C・Oさん 土A2作家集団

 「一緒に花火大会行こうって約束したのに……お母さんの嘘つき! 空の上から花火はどう見えるの?」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

叫びたく心情がひしひしと伝わりました。状況からの発想がみごとでしたね!

よくヒネリが足りない等のご意見がありますが、昨今はヒネリすぎ。そんな中で奇を衒わない素直でストレートなセリフでした。

これからもますます磨きをかけてくださいね! すごく楽しみです。

あとがき

8月ということで、ドーン!と花火をイメージした叫びを題材に出題してみました。C・Oさんは作家集団の生徒さんですが、102期というとかなり速いペースで進級されています。心情のこもった台詞でもあり、最後に秘密が明かされることでの意外性が良かったです。その部分で一気にドラマらしい台詞になっていました。おめでとうございます。

残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、今回も月間グランプリの受賞者はなしとなりました。リニューアルもしましたので、9月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

7月のお題

今月のお題は「募る思い一年分」

七夕といえば一年に一度、彦星と織姫が天の川で再会する日です。溜まりに堪ったあなたの
募る想いの一年分。思いきりぶつけてみましょう!

彦星(男性キャラ)、または織姫(女性キャラ)のセリフ(五十字以内)を書いてください。

【結果】

応募数:15件 ポスト 10件/ メール 5件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「春は桜を、夏は花火を、秋は澄んだ空気を、冬は積もりゆく雪を。全ての季節をあなたと過ごしたい」 基礎科 N・Kさん

 「つらいこともあったけど、今日はあの日から一番遠い日だよ」 土N作家 A・Fさん

 「彦星と織姫はスマホで連絡しても届くのに14.4年もかかる長距離恋愛を永年続けてる。俺たちも見習わなきゃ。な?」 木N作家 M・Oさん

 「天の川に橋架けてくれる言うてもう何年経った思てんの? 年に一回だけの方が都合ええことでもあんのん?」 基礎科 K・Yさん

 「去年の七夕から恋しさ余って描き続けた君の絵364枚。今君に会ったとたん、全ての絵の君は目から涙」 基礎科 R・Kさん

栄えある受賞者は……

 奨励賞 基礎科 K・Y

「天の川に橋架けてくれる言うてもう何年経った思てんの? 年に一回だけの方が都合ええことでもあんのん?」 

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 建設問題、隠蔽への疑惑。あと数ヵ月しかない、例の○○博覧会への疑惑と心配と諦め。
スキっとした希望ではなく、もやもやした、それでも捨てざるを得ない期待感。大阪ではなぜか明るく愚痴が、しゃあない奴らやなぁ、と哂いとばすようにいきかっています。
 妖しいと思いつつ、何年もつきあう浪花女の可笑しみが描かれていましたね。ちょっと確かめてみたいけど、確かめたところで、所詮わたしはあんたに惚れてるねん、という女心。可愛いですね。これからも浪花のやさしさ、可笑しみを描き続けて、がんばってくださいね!楽しみにしています!

今回は7月ということで、七夕をイメージしたラブストーリーを題材に出題してみました。

Kさんは基礎科では初の戴冠です。センスのある台詞で男と女のすれ違いをイメージさせる部分が良かったですね。おめでとうございます。センターの先輩たちも負けていられませんね。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、今回も月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、ラブストーリーがイメージできる二人の関係性が見えるセリフを狙っていただきたかった。8月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた7月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「天の川の汚染が酷いからデート場所変えてって言うけど、今どき汚染されてない川なんて三途の川くらいだよ」通信作家 Y・Kさん

「去年一緒にいた女は誰よ!『川だけに水に流そう』ですって? じゃあ貴方には別の意味で星になってもらうわ!」一般 Sさん

「一年はまだまだと思ってたら、何着ていこうかと一年間さんざん迷ったあげく、また去年と同じのを着てきたよ」基礎科 R・Kさん

「織姫は織物だけしなさいっていうの? 労基に訴えてやる」基礎科 S・Nさん

6月のお題

今月のお題は「お父さん、実は……」

機嫌のいいお父さんに、あなたから驚くような爆弾発言。

「お父さん、実は」の続きのセリフ(五十字以内)を書いてください。

【結果】

応募数:20件 ポスト 15件/ メール・X 5件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「作文にお父さんみたいな人間になりたくないと書いたら、『先生も息子にそう言われてる』と泣きそうだった」 木N作家 M・Oさん

 「今はあの頃より、ずっと親しい気持ちを抱いている。子供っぽい事を言えずにいたあの頃より……」 土N作家 A・Fさん

 「ママのパソコンからパパのライン見れるようになったんだ。いろんな人にハートのスタンプ連発してるね」 土AⅡ作家 C・Oさん

 「パソコン触ってたら、防衛省のシステムに入り込んじゃって、ミサイルの発射スイッチ押しちゃったみたい」 通信作家 Y・Kさん

 「お父さん、実は先程出された「肩たたき券」ですが、残念ながら有効期限が過ぎている為、本日は有料となります。」 一般 Fさん

なんと今回は一般の方も最終選考に残っております。

栄えある受賞者は……

 奨励賞 一般 Fさん

「お父さん、実は先程出された「肩たたき券」ですが、残念ながら有効期限が過ぎている為、本日は有料となります。」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 イラストのシチュエーションとマッチしていましたね。ニコニコしていた父と息子。この台詞のあと、父はギョッとして、息子はもっとニコニコしそうですね。変化が伺えます。
 インパクトが少し弱いものの、自然体で素直な台詞でした。奇を衒っていない発想も、今後が楽しみです。がんばってください!

今回は6月ということで、父の日をイメージした「イマドキの父子の会話」を題材に出題してみました。

Fさんは一般参加ながらセンスのある台詞で、イマドキの子どもをイメージさせる部分が良かったですね。初の一般参加での受賞となりました。おめでとうございます。センターの生徒さんも負けじと頑張ってください。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、やはり切り口はしっかりと欲しいですね。爆弾発言だから何でもありということでもなく、親子という二人の関係性にも意識を向けてもらったセリフを狙っていただきたかった。7月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた6月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「怖いよ、何か来るよ、大勢でお父さんを殺しに来るよ」金N作家 H・Iさん

「将来パパ活女子になりたいんだ。お父さん、練習台になってよ。手始めに遊園地連れて行って!」木N作家 R・Hさん

「お父さんのジャケットのポケットに『●●クラブ』と書いている名刺が入ってたけど、何のクラブ?」基礎科 R・Kさん

「おとうさんのへそくり見つけちゃった。お母さんにはまだ言ってないからさ。ゲームソフト買ってくれない?」木N作家 K・Tさん

5月の結果発表

5月のお題は・・・「大人はつらいよ」

あなたはつらいことがあって、一人でブランコに乗っています。
今の気持ちをセリフ(三十字以内)にしてください。

【結果】

応募数:21件 ポスト 21件/ X 0件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「ブランコは人生そのもの。行きつ戻りつ、ただ前を見て漕ぐだけ」土NⅠ作家 H・Iさん

 「ブランコ漕いでないで、人生のオールを漕ぎたいよ」 基礎科 N・Kさん

 「やっばりダメだ。ブランコしか愛せない性癖は止められない」 木N作家 R・Hさん

 「子供いないから、公園廃止。ジーザス、俺のサボリ場なのに!」 土AⅡ作家 C・Oさん

 「躓いたのは誰かのせいかもしれない。でも立ち上がらないのは誰のせいでもない……」 第一長篇 A・Fさん

 栄えある受賞者は……

 優秀賞 木N作家集団 R・Hさん

 「やっばりダメだ。ブランコしか愛せない性癖は止められない」

 受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 ○○しか愛せない現代人って、どれほど居るのかと思わせる視線でしたね。
現代人はみんな、なにかの「依存症」。それがブランコなのが面白い。なんで〜? というところで笑えちゃいます。
でも、ブランコしか愛せない設定からは、彼の孤独な心と、ライフスタイルの背景が感じられます。
現代を描くにあたり、ごもっともに描いたのでは観客の心に届かない。届き方のツボでしょうか?
作者にはますますセンスを磨いていただいて、これから長篇シナリオにも貪欲に挑んでいただきたいですね!

今回は5月ということで、新卒サラリーマンをイメージして「夢と希望」を題材に出題してみました。

R・Hさんは孤独な現代人というキーワードを盛り込みながら、インパクトのある台詞が光っていました。男の哀愁ただよう雰囲気もにじみ出ていましたね。良いセリフでした。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、しっかりとしたキャラクターを感じられるとといいですね。短いセリフなだけに、インパクト+知性があるといいかも。ブランコとサラリーマンが題材ということもあり、頑張りに関係した作品も多かったですね。6月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた5月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「あの時は何故、あんなに怒られたの? 教えて、おじいさん」基礎科 S・Nさん

「どうせいつか散るのに……今年もザワザワしたわたし……」木N作家 M・Sさん

「食欲が出ない。ラーメンとチャーハンと天津飯とパエリアしか食べられなかった」木N作家 T・Iさん

「ゆりかごに乗せたら、すぐ泣き止んだと母がよく言ってたな」木N作家 M・Oさん

4月の結果発表

4月のお題は・・・「桜を見て一言」

あなたは一人でお花見にやってきた。着物も着て、気合十分。

桜を見上げて、今の気持ちをセリフ(三十字以内)にしてください。

【結果】

応募数:19件 事務局 16件/ X 3件

グランプリ候補作品は以下の通り。

 「右も左も外人さんや……。ん、嘘やん。日本人、私だけ⁈」 土EⅠ研修科 C・Oさん

 「すまし顔、まさかの花見酒とは分るまい……」 日M作家 K・Iさん

 「やっば。今日入学式だったかも」 第一長研 A・Nさん

 「入社式飛んで、ドエラい事してるなぁ~」 土EⅡ研修科 S・Sさん

 「あかん! シドニーの四月は秋やった。いや、秋桜って手もあるわ」 金N1作家 H・Iさん

栄えある受賞者は……

奨励賞 第一長篇研究科クラス A・Nさん

「やっば。今日入学式だったかも」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 児童虐待の暗いニュースも吹き飛ばす、のんびり今どきママに救いとユーモアとバックドラマを感じさせます。ただパンチが弱い。もう少し描きこむ意欲が欲しいですね。
 その他作品については優秀賞、佳作ともに該当作品はありませんでした。もっと描きこもうとする本気度が欲しいです。次回に期待しています。

今回は4月ということで、季節的には桜を題材に出題してみました。A・Nさんは4月らしいキーワードを盛り込みながら、台詞のギャップを活かしていたのが評価されました。水面下の白鳥の足のバタつきのような焦りがにじみ出ていましたね。良いセリフでした。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、台詞に見えるキャラクターなどがあるといいですね。短いセリフなだけに、楽しくシンプルなものが印象に残りやすいですね。やはり4月が題材ということもあり、桜や新生活にちなんだ作品も多かったですね。内なる叫び的な作品も多くて、似たような内容で被った作品もややありました。

ただ、文字数オーバーの作品も結構多かったのは残念でした。みなさん、要項はどのコンクールであってもよく読みましょう(笑) 5月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「SATがこの家を囲んだわ。私を盾にしてもムダ。後ろの奴等、投降なさい」 作家集団 Hさん

「それにしてもめっちゃ写真撮られたなー」基礎科 Iさん

「桜ってさ、4月しか咲かないのに春の主役って顔してるの何なの」作家集団 Kさん

「この一年どうだった? 私も深く根を張って必ず咲かせるから!」作家集団 Fさん

作品としては面白いんですが、文字数オーバーなどは選外になりますのでご注意ください。