特殊効果あれこれ4

映像に特殊効果が活かされるまで

映像作品は、多くの工程(=プロダクション)を経て、ヒト、モノ、お金、時間をかけて完成する。

まず、プリプロダクションとして、どんな作品を創りたいかの大枠を決める【企画】を行う。

その後、決定した企画を元にストーリーを【脚本】に起こす。この段階で、どのシーンに特殊効果を使用するかについて、監督・脚本家・VFXスーパーバイザーなどと【協議】し、絵コンテやシミュレーション映像を創る。次にプロダクションとして、特殊メイクや爆発、ミニチュアを用いたシーンなど特殊効果にかかる映像を【撮影】する。

さらに、ポストプロダクションとして、2DCG・3DCGの制作担当が作成した素材を撮影された映像に合成して作品が完成する。

その後、【編集】を経て作品が公開されることになる。劇場公開後は、ソフト化されることになるが、特撮カットのクオリティを高めるため、カットを差し替えることもある。

さらには、「スター・ウォーズ」のように、当時の技術では行えなかった場面設定を、技術が進歩した後年、再上映する際や配信の折に、製作者のより意図した映像にアップデートするケースもある。例えば、制作時はミニチュアで撮影したカットを再上映時にCGに置き換えるなど。

各々の作品を見比べるのもファンの楽しみだ。byメイ

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