特殊効果あれこれ5

特殊効果の可能性

非現実的な映像を実現化するには、特殊効果やCGなどの視覚効果は必要不可欠で、映画にはなくてはならない手法だ。

しかし、特殊効果は映画の専売特許ではない。舞台やテレビ、CMや展示会場、街頭広告にまで特殊効果は、幅広く活用されている。舞台の歴史は、映画よりも古く、天候や桜吹雪などを表現するのに特殊効果は昔から使われてきている。昨今ではプロジェクションマッピングを取り入れた演出も増えている。テレビドラマでも、映画と同様に特殊効果を活用したシーンは多い。近年では、各種配信サービスのオリジナル作品にも特殊効果を取り入れた映像が流れている。

特殊効果は、CMなどの短い映像でインパクトを視聴者に与える効果がある。博物館などでは、以前から建物のミニチュアや街並みをジオラマで再現して視覚的な効果で来館者に理解を求める手法が用いられてきた。

最近では、映画のようにCGで恐竜を蘇らせ、化石とともに恐竜時代をイメージさせる展示も出て来ている。

街頭にあるモニターに、その環境を活かした映像が流れることも。JR新宿駅東口の駅前広場にあるビルには、L字型の大型モニターにマスコットキャラクターのネコが飛び出して見える映像が浮かんでいる。byメイ