2025年3月28日 / 最終更新日時 : 2025年3月28日 admin 遅れてきたライター 俳句の季語は奇語ばかり? 6 子規三題―「生身魂」「砧」「糸瓜の水取る」 秋の季語 明治は遠くなりにけり、で日本の近代文学に多大な影響を及ぼした正岡子規(1867~1902年)の秋の季語で詠まれた三句を紹介する。 子規は雅号で、本名は常規(つねのり) […]
2025年3月21日 / 最終更新日時 : 2025年3月21日 admin 遅れてきたライター 俳句の季語は奇語ばかり? 5 蕪村三題―「落穂拾い」「薬掘る」「焼米」 秋の季語 現代では使われづらいが、漢字はそのまま読める秋の季語で詠まれた、与謝蕪村の句を三つ紹介する。「落穂拾い(おちぼひろい)」「薬掘る(くすりほる)」「焼米(やきごめ)」がそ […]
2025年3月14日 / 最終更新日時 : 2025年3月14日 admin 遅れてきたライター 俳句の季語は奇語ばかり? 4 「青挿」「掛香」「蚊いぶし」 夏の季語 今ではあまり使われなくなった季語ではあるが、江戸時代の名だたる俳人が詠った俳句にその季語を見出した時には、洞窟で財宝を発見した時(そんな経験はないが)のようなドキドキ感が生まれて来 […]
2025年3月7日 / 最終更新日時 : 2025年3月7日 admin 遅れてきたライター 俳句の季語は奇語ばかり? 3 「瓜番」「霍乱」「早苗饗」 夏の季語 「うりばん」、「かくらん」、「さなぶり」と読む。「瓜番」とは、きゅうり、スイカなどが盗まれないように、畑に作った番小屋で番をすること。あるいは、その晩をする人のこと。「霍乱」は、暑気 […]
2025年2月28日 / 最終更新日時 : 2025年2月28日 admin 遅れてきたライター 俳句の季語は奇語ばかり? 2 「鞦韆」と「出代」 春の季語 季語には、読みの分らないものが多い。「鞦韆(しゅうせん)」と「出代(でがわり)」もそのひとつだ。 「鞦韆」は、大歳時記によると、「ブランコ」のことで中国北方民族のものが中国に伝わって呼ばれた […]
2025年2月21日 / 最終更新日時 : 2025年2月21日 admin 遅れてきたライター 俳句の季語は奇語ばかり?1 「亀鳴く」と「呼子鳥」 春の季語 「亀鳴く」は、「かめなく」で、雄亀が雌亀を慕って鳴く声が、春の夕暮れに聞こえてくるという季語だ。だが、亀は生物学的に鳴かないからファンタスティックな季語である。由来は古く、鎌倉時代中期の […]
2025年2月14日 / 最終更新日時 : 2025年2月14日 admin 遅れてきたライター 見当違いの芭蕉俳句への旅 6 草いろいろ おのおの花の 手柄かな この句を見ると、即、童謡「チューリップ」を思い出す。今では、小学校で童謡を教えないのだろうか? それはさておき、チューリップの歌だ。「さいたさいたチューリップのはなが ならんだならんだ […]
2025年2月7日 / 最終更新日時 : 2025年2月7日 admin 遅れてきたライター 見当違いの芭蕉俳句への旅 5 山路来て 何やらゆかし すみれ草 USJの年末カウントダウンに参加した。「スリー、ツー、ワン、ゼロ!」で花火が打ち上げられ、紙吹雪が舞う。傍では、日本一高いクリスマスツリーが七色の光を発して輝いている。「ウン、元旦にクリ […]
2025年1月31日 / 最終更新日時 : 2025年1月31日 admin 遅れてきたライター 見当違いの芭蕉俳句への旅 4 閑かさや 岩にしみ入る 蟬の声 ズバリ、何ゼミが鳴いているのか。斎藤茂吉(歌人)は、アブラゼミだと断言した。ところが、ニイ二イゼミとの反論が出た。 この句が詠まれたのは元禄2年5月27日、西暦1689年7月13日のこと。 […]
2025年1月24日 / 最終更新日時 : 2025年1月24日 admin 遅れてきたライター 見当違いの芭蕉俳句への旅 3 古池や 蛙飛び込む 水の音 誰でも知っている芭蕉の一句だ。テレビ番組「笑点」の大喜利では、しょっちゅうパロディの俳句作りが問題として出題されている。 何の変哲もない句のようで、斬新なのは、詠い出しが「古池」という風流とは […]