特殊効果あれこれ8

特殊効果の仕事人たち

監督やプロデューサー、脚本家、俳優以外に、特撮映画に関わる仕事人たちは多い。

まずは、ワイヤ・アクション時に俳優にワイヤを装着させたり操作する『操演部スタッフ』。大型扇風機を使い強風を起こし、高所からホースで水を撒き大雨を演出したりする。

高所から飛び降りるなど危険なシーンを俳優に代わって演じるのが『スタントマン』だ。危険なカーチェイスでは、スタントマンが車を運転し、後から俳優の顔に合成したりもする。

変身もののヒーローや怪獣などの着ぐるみに入って演じるのが『スーツアクター』だ。着ぐるみに入ったまま戦いを演じたり、ワイヤ・アクションをこなしたりしなければならないので、人一倍、体力と運動能力が要求される。顔の表情などで演技できず、身体全体の演技力が要求される過酷なアクターだ。

変わったところでは『モーションアクター』がいる。人物の動きを3次元データとして、コンピューターで記憶する技術をモーションキャプチャーという。モーションキャプチャーでは、センサーの付いたスーツを着た役者がアクションを演じ、そのセンサーから送られた信号を受信して、役者の体の動きをコンピューターに記憶させ、そのデータを元に顔の表情や体の様子などを3DCG制作者が描いていく。この過程で俳優に代わりセンサーを付けて演技するのが『モーションアクター』だ。byメイ

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