伝統的工芸品あれこれ その1

伝統的工芸品って何だ?

日本に古くから受け継がれてきた工芸品の中で、国(経済産業省)により認められたものが、「伝統的工芸品」です。伝統的工芸品は全国で243品目、15種類の業種に分類されます。伝統的工芸品に指定されるには、5つの条件があります。

(1)主に日常生活で使われる工芸品であること、(2)製造工程の主要部分が手作業であること、(3)100年以上続く伝統的な技術や技法で作られていること、(4)伝統的に使われてきた原材料で作られていること、(5)一定の地域で作られ、ある程度の規模の製造者がいて地域産業として成立していること、が必要です。

種類も様々で、織物・染物、陶磁器・漆器、木工品・竹工品・金工品、和紙・文具・人形、石工品・仏具など、日常生活に使われるものもあれば、特別な日や特別な時にだけ使われるものもあります。

工芸品に接することで、日本の歴史や文化、風土を感じることができ、作り手の感性や美意識、日本人の心の豊かさを垣間見ることができます。

作り手は、職人、作家、デザイナーなどと呼ばれ、気が付けば工芸品は、我々の身近に豊富にあることが分かります。一方、作り手の減少で、工芸品の将来が危ぶまれる事態も起こりつつあります。

まずは、近畿地方の伝統的工芸品の中から織物について見てみましょう。(宙)

〈参考文献〉 唐澤昌宏(2025). 未来につなぐ日本の工芸品①. Gakken

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