2024年

●8月結果発表

●7月結果発表
6月結果発表
5月結果発表
4月結果発表

8月のお題

今月のお題は「ナイショの叫び」

夏。あなたは花火大会にやってきました。

大きな花火の音で何を言っても聞こえません。さぁ、心を開放しましょう!

聞こえないなら言ってみたいセリフ(五十字以内)を書いてください。

募集期間: 8月1日(木)~8月29日(木)24時まで

投稿:応募用紙 or  メールにて 

【結果】審査中

応募総数:10件 ポスト 5件/ メール 5件

グランプリ候補作品は以下の通り

「プロポーズされるなんて思ってなかったから嘘ついてたの。本当は27歳じゃなくて46歳、バツ4娘3人〜!」 Y・Kさん(通信作家)

「君と会うのは今日で最後なんだ。他に好きな子が出来たから。明日からはもう君の事、ストーキングしないよ。」Fさん(一般)

「一緒に花火大会行こうって約束したのに……お母さんの嘘つき! 空の上から花火はどう見えるの?」C・Oさん(土A2作家)

「この場所で私に言ったプロポーズの言葉を花火みたいにコロコロ変えるなー!」M・Nさん(日A研修)

「本当は花火なんて全く興味ないし、貴方の事も嫌いなの! あぁ、もう限界! 帰りた~い!」R・Hさん(木N作家)

栄えある受賞者は……

 優秀賞 C・Oさん 土A2作家集団

 「一緒に花火大会行こうって約束したのに……お母さんの嘘つき! 空の上から花火はどう見えるの?」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

叫びたく心情がひしひしと伝わりました。状況からの発想がみごとでしたね!

よくヒネリが足りない等のご意見がありますが、昨今はヒネリすぎ。そんな中で奇を衒わない素直でストレートなセリフでした。

これからもますます磨きをかけてくださいね! すごく楽しみです。

あとがき

8月ということで、ドーン!と花火をイメージした叫びを題材に出題してみました。C・Oさんは作家集団の生徒さんですが、102期というとかなり速いペースで進級されています。心情のこもった台詞でもあり、最後に秘密が明かされることでの意外性が良かったです。その部分で一気にドラマらしい台詞になっていました。おめでとうございます。

残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、今回も月間グランプリの受賞者はなしとなりました。リニューアルもしましたので、9月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

7月のお題

今月のお題は「募る思い一年分」

七夕といえば一年に一度、彦星と織姫が天の川で再会する日です。溜まりに堪ったあなたの
募る想いの一年分。思いきりぶつけてみましょう!

彦星(男性キャラ)、または織姫(女性キャラ)のセリフ(五十字以内)を書いてください。

【結果】

応募総数:15件 ポスト 10件/ メール 5件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「春は桜を、夏は花火を、秋は澄んだ空気を、冬は積もりゆく雪を。全ての季節をあなたと過ごしたい」 基礎科 N・Kさん

 「つらいこともあったけど、今日はあの日から一番遠い日だよ」 土N作家 A・Fさん

 「彦星と織姫はスマホで連絡しても届くのに14.4年もかかる長距離恋愛を永年続けてる。俺たちも見習わなきゃ。な?」 木N作家 M・Oさん

 「天の川に橋架けてくれる言うてもう何年経った思てんの? 年に一回だけの方が都合ええことでもあんのん?」 基礎科 K・Yさん

 「去年の七夕から恋しさ余って描き続けた君の絵364枚。今君に会ったとたん、全ての絵の君は目から涙」 基礎科 R・Kさん

栄えある受賞者は……

 奨励賞 基礎科 K・Y

「天の川に橋架けてくれる言うてもう何年経った思てんの? 年に一回だけの方が都合ええことでもあんのん?」 

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 建設問題、隠蔽への疑惑。あと数ヵ月しかない、例の○○博覧会への疑惑と心配と諦め。
スキっとした希望ではなく、もやもやした、それでも捨てざるを得ない期待感。大阪ではなぜか明るく愚痴が、しゃあない奴らやなぁ、と哂いとばすようにいきかっています。
 妖しいと思いつつ、何年もつきあう浪花女の可笑しみが描かれていましたね。ちょっと確かめてみたいけど、確かめたところで、所詮わたしはあんたに惚れてるねん、という女心。可愛いですね。これからも浪花のやさしさ、可笑しみを描き続けて、がんばってくださいね!楽しみにしています!

今回は7月ということで、七夕をイメージしたラブストーリーを題材に出題してみました。

Kさんは基礎科では初の戴冠です。センスのある台詞で男と女のすれ違いをイメージさせる部分が良かったですね。おめでとうございます。センターの先輩たちも負けていられませんね。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、今回も月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、ラブストーリーがイメージできる二人の関係性が見えるセリフを狙っていただきたかった。8月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた7月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「天の川の汚染が酷いからデート場所変えてって言うけど、今どき汚染されてない川なんて三途の川くらいだよ」通信作家 Y・Kさん

「去年一緒にいた女は誰よ!『川だけに水に流そう』ですって? じゃあ貴方には別の意味で星になってもらうわ!」一般 Sさん

「一年はまだまだと思ってたら、何着ていこうかと一年間さんざん迷ったあげく、また去年と同じのを着てきたよ」基礎科 R・Kさん

「織姫は織物だけしなさいっていうの? 労基に訴えてやる」基礎科 S・Nさん

6月のお題

今月のお題は「お父さん、実は……」

機嫌のいいお父さんに、あなたから驚くような爆弾発言。

「お父さん、実は」の続きのセリフ(五十字以内)を書いてください。

【結果】

応募総数:20件 ポスト 15件/ メール・X 5件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「作文にお父さんみたいな人間になりたくないと書いたら、『先生も息子にそう言われてる』と泣きそうだった」 木N作家 M・Oさん

 「今はあの頃より、ずっと親しい気持ちを抱いている。子供っぽい事を言えずにいたあの頃より……」 土N作家 A・Fさん

 「ママのパソコンからパパのライン見れるようになったんだ。いろんな人にハートのスタンプ連発してるね」 土AⅡ作家 C・Oさん

 「パソコン触ってたら、防衛省のシステムに入り込んじゃって、ミサイルの発射スイッチ押しちゃったみたい」 通信作家 Y・Kさん

 「お父さん、実は先程出された「肩たたき券」ですが、残念ながら有効期限が過ぎている為、本日は有料となります。」 一般 Fさん

なんと今回は一般の方も最終選考に残っております。

栄えある受賞者は……

 奨励賞 一般 Fさん

「お父さん、実は先程出された「肩たたき券」ですが、残念ながら有効期限が過ぎている為、本日は有料となります。」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 イラストのシチュエーションとマッチしていましたね。ニコニコしていた父と息子。この台詞のあと、父はギョッとして、息子はもっとニコニコしそうですね。変化が伺えます。
 インパクトが少し弱いものの、自然体で素直な台詞でした。奇を衒っていない発想も、今後が楽しみです。がんばってください!

今回は6月ということで、父の日をイメージした「イマドキの父子の会話」を題材に出題してみました。

Fさんは一般参加ながらセンスのある台詞で、イマドキの子どもをイメージさせる部分が良かったですね。初の一般参加での受賞となりました。おめでとうございます。センターの生徒さんも負けじと頑張ってください。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、やはり切り口はしっかりと欲しいですね。爆弾発言だから何でもありということでもなく、親子という二人の関係性にも意識を向けてもらったセリフを狙っていただきたかった。7月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた6月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「怖いよ、何か来るよ、大勢でお父さんを殺しに来るよ」金N作家 H・Iさん

「将来パパ活女子になりたいんだ。お父さん、練習台になってよ。手始めに遊園地連れて行って!」木N作家 R・Hさん

「お父さんのジャケットのポケットに『●●クラブ』と書いている名刺が入ってたけど、何のクラブ?」基礎科 R・Kさん

「おとうさんのへそくり見つけちゃった。お母さんにはまだ言ってないからさ。ゲームソフト買ってくれない?」木N作家 K・Tさん

5月の結果発表

5月のお題は・・・「大人はつらいよ」

あなたはつらいことがあって、一人でブランコに乗っています。
今の気持ちをセリフ(三十字以内)にしてください。

【結果】

応募総数:21件 ポスト 21件/ X 0件

グランプリ候補作品は以下の通り

 「ブランコは人生そのもの。行きつ戻りつ、ただ前を見て漕ぐだけ」土NⅠ作家 H・Iさん

 「ブランコ漕いでないで、人生のオールを漕ぎたいよ」 基礎科 N・Kさん

 「やっばりダメだ。ブランコしか愛せない性癖は止められない」 木N作家 R・Hさん

 「子供いないから、公園廃止。ジーザス、俺のサボリ場なのに!」 土AⅡ作家 C・Oさん

 「躓いたのは誰かのせいかもしれない。でも立ち上がらないのは誰のせいでもない……」 第一長篇 A・Fさん

 栄えある受賞者は……

 優秀賞 木N作家集団 R・Hさん

 「やっばりダメだ。ブランコしか愛せない性癖は止められない」

 受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 ○○しか愛せない現代人って、どれほど居るのかと思わせる視線でしたね。
現代人はみんな、なにかの「依存症」。それがブランコなのが面白い。なんで〜? というところで笑えちゃいます。
でも、ブランコしか愛せない設定からは、彼の孤独な心と、ライフスタイルの背景が感じられます。
現代を描くにあたり、ごもっともに描いたのでは観客の心に届かない。届き方のツボでしょうか?
作者にはますますセンスを磨いていただいて、これから長篇シナリオにも貪欲に挑んでいただきたいですね!

今回は5月ということで、新卒サラリーマンをイメージして「夢と希望」を題材に出題してみました。

R・Hさんは孤独な現代人というキーワードを盛り込みながら、インパクトのある台詞が光っていました。男の哀愁ただよう雰囲気もにじみ出ていましたね。良いセリフでした。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、しっかりとしたキャラクターを感じられるとといいですね。短いセリフなだけに、インパクト+知性があるといいかも。ブランコとサラリーマンが題材ということもあり、頑張りに関係した作品も多かったですね。6月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた5月の作品応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「あの時は何故、あんなに怒られたの? 教えて、おじいさん」基礎科 S・Nさん

「どうせいつか散るのに……今年もザワザワしたわたし……」木N作家 M・Sさん

「食欲が出ない。ラーメンとチャーハンと天津飯とパエリアしか食べられなかった」木N作家 T・Iさん

「ゆりかごに乗せたら、すぐ泣き止んだと母がよく言ってたな」木N作家 M・Oさん

4月の結果発表

4月のお題は・・・「桜を見て一言」

あなたは一人でお花見にやってきた。着物も着て、気合十分。

桜を見上げて、今の気持ちをセリフ(三十字以内)にしてください。

【結果】

応募総数:19件 事務局 16件/ X 3件

グランプリ候補作品は以下の通り。

 「右も左も外人さんや……。ん、嘘やん。日本人、私だけ⁈」 土EⅠ研修科 C・Oさん

 「すまし顔、まさかの花見酒とは分るまい……」 日M作家 K・Iさん

 「やっば。今日入学式だったかも」 第一長研 A・Nさん

 「入社式飛んで、ドエラい事してるなぁ~」 土EⅡ研修科 S・Sさん

 「あかん! シドニーの四月は秋やった。いや、秋桜って手もあるわ」 金N1作家 H・Iさん

栄えある受賞者は……

奨励賞 第一長篇研究科クラス A・Nさん

「やっば。今日入学式だったかも」

受賞おめでとうございます。

審査委員長による選評

 児童虐待の暗いニュースも吹き飛ばす、のんびり今どきママに救いとユーモアとバックドラマを感じさせます。ただパンチが弱い。もう少し描きこむ意欲が欲しいですね。
 その他作品については優秀賞、佳作ともに該当作品はありませんでした。もっと描きこもうとする本気度が欲しいです。次回に期待しています。

今回は4月ということで、季節的には桜を題材に出題してみました。A・Nさんは4月らしいキーワードを盛り込みながら、台詞のギャップを活かしていたのが評価されました。水面下の白鳥の足のバタつきのような焦りがにじみ出ていましたね。良いセリフでした。残念ながら、シナリオ・センター講師陣による厳正なる審査の結果、月間グランプリの受賞者はなしとなりました。

台詞大喜利なので、台詞に見えるキャラクターなどがあるといいですね。短いセリフなだけに、楽しくシンプルなものが印象に残りやすいですね。やはり4月が題材ということもあり、桜や新生活にちなんだ作品も多かったですね。内なる叫び的な作品も多くて、似たような内容で被った作品もややありました。

ただ、文字数オーバーの作品も結構多かったのは残念でした。みなさん、要項はどのコンクールであってもよく読みましょう(笑) 5月こそは月間グランプリが出ることを期待しております。

こんな応募がありました。

たくさんいただいた応募の中から、面白かった作品を一部紹介します。

「SATがこの家を囲んだわ。私を盾にしてもムダ。後ろの奴等、投降なさい」 作家集団 Hさん

「それにしてもめっちゃ写真撮られたなー」基礎科 Iさん

「桜ってさ、4月しか咲かないのに春の主役って顔してるの何なの」作家集団 Kさん

「この一年どうだった? 私も深く根を張って必ず咲かせるから!」作家集団 Fさん

作品としては面白いんですが、文字数オーバーなどは選外になりますのでご注意ください。