野球マンガと甲子園7
熱闘、高校野球の名試合ベスト4
●その1=延長18回 再試合で決着、松山商 0-0 三沢 (1969年決勝)、再試合 松山商 4-2 三沢 松山商・井上明と三沢・太田幸司の両投手がともに18回を完封で引き分けて、再試合となる。
翌日の再試合は、継投策が冴えて松山商が勝利するが、2試合 合計27回をひとりで投げぬいた三沢の太田が、元祖・甲子園のアイドルとなった試合だ。
●その2=KKコンビの大活躍、PL学園 4X―3 宇部商 (1985年決勝) 桑田真澄、清原和博のKKコンビを擁するPL学園がサヨナラ勝ちしたゲームだ。
6回、清原がバックスクリーン左に同点ソロを放ち、2打席連続で新記録となる1大会5本目の本塁打の大活躍を見せた。
●その3=松井5打席連続敬遠、明徳義塾 3-2 星陵 (1992年2回戦) 星陵の4番打者・松井秀喜が徹底的にマークされて、5打席連続で敬遠されるという前代未聞のゲーム展開となる。大会屈指のスラッガーは一度もバットを振らずに敗退した。
●その4=奇跡のバックホーム、松山商 6-3 熊本工 (1996年決勝) 延長10回裏一死満塁で、熊本工のバッターが放ったライト寄りの大飛球をライト・矢野勝嗣が捕球し、素早い返球で、タッチアップの3塁走者を本塁でアウトにするファインプレーが飛び出した。byメイ