特殊効果あれこれ1

進化する映像マジック

実際にはありえない映像を創り出す、それが特殊効果だ。

一口に「特殊効果」と言うが、特殊メイクや火薬類を使う作業など、現場で行われるものを「特殊効果」と呼び、CGなど、撮影した映像に後に加工することを「視覚効果」と言う。

CGが登場する以前は、「光学合成」といって、複数のフィルムでいろいろな場面を撮影し、後に各フィルムを1本のフィルムに焼き付ける手法が取られることもあった。現在、多くの作品が、特殊効果の加わった映像に、編集の段階でCGを組み合わせて、映像が完成されている。

これらの映像は、「特殊効果=特効」とか「SLX」作品と呼ばれる。映像以外の分野でも特殊効果は使われている。例えば、舞台での煙、光、風、炎などの演出やコンサートなどのイベントの演出も特殊効果によるものだ。これらによって、映像だけでは得られない光のまぶしさや爆発の熱気や衝撃を観客は直接体感することができる。

また、プロジェクターを活用して、舞台上に映像を投影する技術に『プロジェクションマッピング』がある。きれいな白壁に、壊れかけた壁の映像を投影することで、観客にボロ家だと思わせたりする。

特殊効果は、映像だけではなく、様々なエンターテイメント作品に活用され、日々、進化を続けている。byメイ

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