チンチン電車で巡る御朱印集め その1
御朱印ってなに?
お寺を訪れると得られる「御朱印」。参拝を通して仏とご縁を結べたという証が御朱印です。
もともとは、巡礼者が書き写した経文をお寺に納めた際の受取印としてはじまったもの。
印刷技術がなかった時代の人々は、経典を書き写すことで功徳を積み、それをお寺に納めることで現世の安穏が得られると考えていました。
納経は、平安時代末期から盛んになり、江戸時代後期には納経しなくても御朱印がもらえるようになります。
明治時代になると、神社でも御朱印を授与するようになり、納経印の意味合いは薄れましたが、御朱印は神仏とのご縁を示すアイテムとなりました。
現在では、巡礼を伴わない御朱印集めというイベント・スタイルが一般的になっています。
大胆な筆使いによる墨書(ぼくしょ)とカラフルな押し印がコレクションとしての興味を満足させます。
さらに、御朱印は寺社を訪れた時の住職や神職の直筆によるため、同じ図柄に見えても微妙に違っていて、世界にひとつだけのものがゲットできる楽しみがあります。一期一会の仏様や神様との絆を表す証となるのが御朱印なのです。
御朱印には、謹んで拝しますという意味の「奉拝・参拝」の文字、押し印、地名、寺院の名称、参拝した年月日などが記されています。参拝の後で、寺務所や社務所で、御朱印は両手でありがたく頂くのが作法です。
その際、朱印料(=お寺)、初穂料(=神社)を納めます。通常は300円から500円です。
ただし、御朱印は金銭を支払って購入するものではないので、おつりが生じないよう小銭を用意しておくように。(宙)
〈参考文献〉 (2024). 御朱印さんぽ 関西・北陸・瀬戸内の寺社. JTBパブリッシング
