竜巻と映画 その1

竜巻とダウンバースト

地震、台風、豪雨など、あらゆる災害に遭遇して来た日本。その中で今、人々の関心を集めているのが「竜巻」です。
竜巻発生のメカニズムを理解し、過去の事例を知り、その対応のヒントを映画の中に探ってみます。

竜巻の成因は完全には解明されていませんが、発達した積乱雲の中の風の回転運動が地上に達すると竜巻になると考えられています。
竜巻の発生数を単純に計算することはできませんが、日本での陸上の竜巻発生確認数は1991年~2006年の平均で13個です。

竜巻の強さを表すものとしてF0~F5の6段階に分けた世界基準「藤田スケール」(シカゴ大学の藤田哲也氏の提唱)が知られています。日本では最大でもF3クラス(風速70m/s~92m/s)で、2012年5月6日に茨城県つくば市で発生した竜巻はF3クラスと発表されました。なお、気象庁は竜巻等突風の強さをより精度良く測定できる「日本版改良藤田スケール」を2015年12月に策定しています。

日本の建築物等の被害状況から、竜巻等突風の強さ(風速)をより精度よく推定できることが大きな特徴です。また、ダウンバーストは、積乱雲の底から爆発的に吹き降ろす気流および、これが地表に衝突して四方に吹き出す破壊的な気流のことです。風速は60m/s以上になることもあり、通常積乱雲の下で発生します。(宙)

〈参考文献〉藤岡達也(2025).よくわかる防災教育―災害理解から学校・地域防災まで. ミネルヴァ書房

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