野球マンガと甲子園8

続・高校野球名試合と野球マンガ

●その5=松阪がノーヒットノーランを達成、横浜 3-0 京都成章 (1998年決勝)横浜のエース・松坂大輔が決戦史上2度目のノーヒットノーランを達成する。松坂は準々決勝PL学園戦でも17回を完投するなど全6試合に登板して、春夏連覇の立役者となった。

●その6=佑樹VS将大 2日間の死闘、早稲田実 1-1 駒大苫小牧 (2006年決勝)、再試合 早稲田実 4-3 駒田大苫小牧 早稲田実の斎藤佑樹は、決勝で3連覇を狙う駒大苫小牧の田中将大と投げ合い、15回を完投する。4連投となる再試合もひとりで投げぬき、チームを初優勝に導いている。

やはり、甲子園球場は高校球児に似合いの場だ。実際、野球マンガも甲子園の熱いドラマとともに生まれたと言えよう。

大阪にゆかりの深い漫画家・水島新司の登場から野球マンガは、ひとつのジャンルを確立してゆく。

水島は漫画家活動の中で、「男どアホ甲子園」「出刃とバット」で第19回(昭和48年度)小学館漫画賞を、「野球狂の詩」で、第4回(昭和48年度)講談社出版文化賞児童漫画部門を、「あぶさん」で第22回(昭和51年度)小学館漫画賞青年部門を受賞している。
また、2005年4月には、紫綬褒章を、2007年には全作品で、第37回(2007年度)日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を、2014年11月には旭日小綬褒章を受章している。byメイ

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