パニック映画と防災7

現実の災害でパニックに陥らないために

海溝型地震で、津波の発生が予想される「南海トラフ巨大地震」。マグニチュードは、9.0。震度 6弱で大阪を襲う。ちなみに、能登半島地震(2024年)は震度7。 しかも発生確率はこの30年間に80%という。震度6弱は、立っていることが困難で、建物が傾いたりする揺れだ。同じ規模の地震は、100年から150年程度の間隔で発生している。

発生すれば、在宅避難が基本だが、災害時避難所(宿泊・給食等の生活機能を提供できる)に避難するケースもあるので、今から自治体の防災マップやホームページで確認しておくことが重要だ。住民防災マニュアル、水害ハザードマップを見て、「我が家の防災プラン」を作成する。「天災は忘れた頃にやって来る」の名言で知られる物理学者で随筆家の寺田寅彦は、昭和三陸地震後すぐの1933年に発表した「津波と人間」の中で、「非常時が到来するはずである。それは何時だかは分からないが、来ることは来るというだけは確かである。今からその時に備えるのが、何よりも寛容である」と述べている。

「阪神大震災鎮魂組曲」 (作詞:森村誠一 作曲:池辺晋一朗 歌:神戸市役所センター合唱団)の第2章「慟哭」が忘れられない。

<瓦礫の下にまだ人がいる 「そこにだれかいるか いたら返事しろ」 救いを求める声が聞こえなくなった 生き埋めの声なき人を後にして火の手に向かう我は鬼なり(詠み人不明)>byメイ

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