フードデリバリーの今昔1

フードデリバリーの起源は江戸時代にあり

フード(food)とは,英語で「食べ物」の意味であり、デリバリー(delivery)は同様に、「配達」の意味だ。

今では、料理の『出前』が、スマートフォンで手軽に頼めるオンラインデリバリーサービスが普及している。流れは、ざっと次の通り。
【注文する人】→注文者用アプリで、加盟店舗と料理を選び、配達の希望をつたえる→(注文情報がアプリを通じて加盟店舗に送られる)→【レストランなどの加盟店舗】→レストラン用アプリで、注文された料理の情報を確認する→(できあがった料理は、配達員に渡される)→【配達員】→ドライバー用アプリ内で、注文した人と加盟店舗の情報を確認する→(注文した人の指定場所に料理が届けられる)。

急な来客や仕事で遅くなり子供の食事が作れないときなどに重宝なシステムだ。ニュービジネスとしても成長株だが、このシステム、江戸時代からあったようにも思える。

17世紀から約260年続いた江戸時代。当時、江戸では作った料理を家の近くまで持って行って売り歩く『行商』が盛んだった。多くの人たちは、台所の整っていない長屋暮らしだったので、行商の料理は喜ばれた。

京都では、来客のために事前に料理を予約し出前してもらう『仕出し』が広まっていた。使った器は、後で回収する。行商には、「すし売り」、「なっとう売り」、「なべ焼きうどん売り」など様々な食種があり、フードデリバリーが既に始まっていたことがうかがえる。byメイ


Follow me!