病院に行ってみよう 1

突然、事故にあったら…どうする?

急なケガや病気のとき、119番通報すると、消防署から救急車が駆けつける。

通報は、まず、各都道府県の消防署を管理する通信指令センターに届き、そこから直近の消防署に救急車の出動要請がかかる。救急車に乗り込む隊員は、救急救命士の有資格者を含む3名。119番通報から平均約10分で現場に到着する。

患者に生命の危機が予測される場合には、点滴や気管挿管や薬物投与などの救急処置を行い、受け入れられる病院を探す。受け入れが決まった病院は、医師が救急救命士に応急措置を指導しながら、受入体制を整える。

特に重症な患者は、高度な救急医療が受けられる救命救急センターに搬送される。24時間対応の救命救急センターでは、診療放射線技師や薬剤師や臨床工学技士などが救命チームを組織する。

同じケガでも、大地震や台風の災害で生じた場合は、災害拠点病院に搬送される。災害拠点病院には「DMAT」(災害派遣医療チーム)が救護活動を行っている、医師1人、看護師2人、業務調整員(病院に勤務する薬剤師や臨床工学技士、救急救命士など)で構成されていて、2024年1月1日に発生した能登半島地震では、1000隊を越えるDMATが全国から派遣されている。出動の際には、医療機器が搭載されたDMATカーやドクターヘリが活躍する。byメイ

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