ガラスの世界 その5
ガラスの可能性の広がり
ガラスは、私たちの見えない所でも様々な働きをしています。
●化粧品:細かくしたガラスの粉は、薄いフレーク状のものがあり、化粧品に使われています。丸いガラスはファンデーションの肌触りをよくし、フレーク状のガラスは金属と組み合わせて、ガラス特有の透明感のあるキラキラした色を出し、アイシャドウなどに使われています。
●スーパーカミオカンデ:宇宙空間を移動して、人体をはじめあらゆる物質を通過するニュートリノという目に見えない物質があります。このニュートリノを観測することで宇宙の謎に迫ろうとつくられたのがスーパーカミオカンデです。円筒状の巨大施設の内側は、光電子増倍管と呼ばれる光センサーで埋め尽くされていますが、この表面は大きな電球のようなガラスで覆われています。
●グラスコード:ガラスを特殊な紐状に加工したもので、ゴムや樹脂と合わせることで、のびにくく強い素材にしたものです。機械類を動かす部品となるタイミングベルトとして使うことができ、金属製のチェーンと同じぐらい長持ちします。
●ソーラーパネル:太陽光発電に使われています。中には、板ガラスの製造工程でガラスの表面に透明なのに電気を通す薄膜(TCO)が使われているものもあり、リサイクルが可能で耐久性が高いという特性をもっているソーラーパネルがあります。
●半導体ガラス基板:これまでは樹脂を使った半導体基板が一般的だったのですが、より熱に強く硬く滑らかなガラス素材が注目を浴びています。(宙)
〈参考文献〉和の技術を知る会(2026). 子どもにも伝えたい和の技術17 ガラス. 文渓堂
