愛玩動物看護師ってなに? 3

能登半島地震で、ペット支援ナースが出動

2018年、人と動物の防災・減災に関する普及啓発と災害支援を行う動物支援ナースという組織が結成された。

隊員は、災害支援動物危機管理士(千葉科学大学動物危機管理教育研究センターで研修)の資格をもつ愛玩動物看護師だ。彼らは、災害が起こった直後から数日の緊迫した時期に、動物を救護するための医療を支援できるよう、災害時に必要なトレーニングを積んでいる。

災害時、動物は声をあげられない。動物を助け、ペットが苦手な人や動物アレルギーの人たちにも支援を行う。東日本大震災(2011年3月11日発生)の教訓を活かした対策や支援を行うチームだ。

隊員は全国にいて、ふだんはペット防災セミナーやペット同行避難訓練の支援などを行っている。災害発生場所に居住する隊員は現地での支援活動を行い、他の地域に居住する隊員は必要な物資を送るなどの後方支援を行う。2024年元日に発生した能登半島地震でも、新潟県在住の隊員が避難所に駆けつけ活動した。

2023年4月時点の犬の飼育数は約684万頭、猫は約906万頭で合わせると、15歳未満の子供の数、約1435万人を上回っている。

犬や猫は、家族一員として生活するパートナーという意味でコンパニオン・アニマル(伴侶動物)とも呼ばれる。愛玩動物看護師の仕事は、まだまだ増えそうだ。byメイ

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