フードデリバリーの今昔3

配達員は重装備で軽快に

注文から受け渡しまでを約30分で商品を配送するため、街中を自転車で駆け巡る配達員。


ちなみに自転車は、法律上「軽車両」と呼ばれ、馬車やそり、荷車などと同じ扱いだ。自転車のスマホスタンドにスマホをセットして、腕には暗い道でもライトを反射する「反射材用品」をつけて、頭にはヘルメット…身に着けている物は多種多様だ。

まずスマホ、配達の依頼が来るしアプリも入っているので絶対の必需品。走りながらも充電できるよう充電器とケーブルはセットものだ。衛生第一の除菌シートとティッシュ、暑い日はタオルに飲料水の入ったペットボトル、雨の日にはレインコートと気候などによって用意するものもある。

背に負う配達用バッグには、注文品を入れる前に、注文品を固定するためにタオル、スポンジを入れ、注文品の温度を保つものとして、予備の保冷バッグ、保冷剤、サバイバルシートなどが用意されている。場合によっては容量の違う大型バッグを使うこともある。

会社によっては、東京都内の一部で2024年3月からロボットによるデリバリーが開始した。遠隔操作型小型車として、歩道を中心に走行して運ぶ優れモノだ。

世界の1万1000以上の都市(2023年8月時点)で親しまれているフードデリバリー。運輸業の新しい形態としてフードデリバリーは注目を集めている。byメイ

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