「 私とシナリオセンター 」 K・T さん 日A研修科
作家養成講座103期生
現在は日A研修科に所属
シナリオを勉強しようと思ったきっかけは何でしょう?
作:昔から今も、映画や小説、漫画が好きです。ホームページでシナリオ・センターを知り、気軽に通えることが大きな決め手となりました。
イ:そうなんですね、一番お気に入りの映画ってなんでしょうか?
作: エイリアン2です。
イ:あれ、意外ですね。アクションがお好きなんですか?
作: はい。エイリアン2はアクションあり、ホラーテイストもあり。戦争映画のような激しい動きもあったりと大好きな映画です。一番好きなのは、自動で銃を撃つシーンです。
イ:シナリオの勉強してから、もう一度見たりしました? もしくは、好みが変わりましたか?
作:いや、見直してはないんですが。エイリアンの最新作は見ました。エイリアン2の世界観に似たカラーもあって、楽しめました。あとはカンフー映画も好きです。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」は特に好きでワイヤーアクションも自然で、主演のジェット・リーの足技もよかった。
イ:さすがアクション映画好きですね。目の付け所が違う。
シナリオセンターで勉強されてみて、変化はありましたか?
作:技術的なことはまだまだ吸収できていませんが、先生や他の生徒の方々に聞いてもらうことで、モチベーションも上がり、メリハリを持って書き続けることが出来ています。
イ:社会人で書くってなると、時間の使い方は大変じゃないですか?
作: 仕事時間がコントロールできるというか、スキマ時間をうまく使ってます。スマホのメモ機能で思いついたことをメモしたり。シナリオもスマホのメモ機能を使って書いたり。家でも職場でも思いついたときに作る感じです。
イ:時間の使い方がうまいですね。
イ:研修科での勉強ってどうでしょうか? 三十本のシナリオを描くって大変ですが、これは良かったや逆にこれは困ったなどの課題や思い出など教えてください。
作:自由に書けるのなら、好きなジャンルやテーマしか書こうとしない。しかし、課題を与えられることで、幅広く書くことが出来き、自分の能力を磨くことが出来ています。だからこそ、書くことの難しさ、知識の乏しさや未熟さを痛感します。それを自覚することでさらなる向上を目指すことが出来ます。
イ:一番、最近書いた課題の中でお気に入りってどんな作品でした? 良い意味でも悪い意味でも大丈夫です。
作: 課題の「弁護士」です。取材が難しいのでできるかなという不安はあったんですが。法廷シーンは思い切って挑戦してみました。法廷でのやり取りは遂行しながら書き上げました。
取材では書籍など吸収するために読むだったんですが、最近は面白いと思って読むに変わりました。想い出として、生徒との繋がりから、自主映画制作のスタッフとして参加することが出来、貴重な体験を得ました。
イ:いやいや、面白そうじゃないですか。それもうちょっと具体的に教えてください。
作: 実はエキストラで出演しました。かなめぐみ監督の映画です。
イ:え、役者デビュー? 何役ですか?
作:カフェの店員役です。キャストにも絡む役でした。
イ: 撮影現場はどうでした?
作:カメラの前は緊張します。なんとかワンテイクで終われてよかったです。あと車両係もしました。
イ:働かされてますね(笑)
かなめぐみ監督の前作の予告編はこちら
作品を書く時のこだわりって、ありますか?
作:エンタメ色を出すこと。細かい技術や正論も大切だと思いますが、シンプルに面白いと思えるような作品にしたいと考えています。
イ:シンプルであることは大事ですよね。共通するテーマやモチーフみたいなものってありますか?
作: 主人公に格闘技をさせています。動きのあるアクションを考えています。
イ:それはまたなぜ?
作:キャラクターを中心に考えると必要かなと。現実と非現実のスキマが好きですね。
イ:なるほどね。でも、格闘技って経験ないと難しくないですか。取材だけではつかみづらいというか。
作: 昔はですけど、ブラジリアン柔術をやってました。最近は体がついてこなくてしんどいですが。
筋トレは続けてます。スキマ時間でトレーニングもしてますし。
イ:経験者だったんですね。じゃ、試合なんかも?。
作:それはあんまり。怖いんですよ、やっぱり。
イ:やっててもそうなんですね。
作:試合はまだ体重別ですけど、練習は身長や体重も関係なしにスパーリングとかするので本当に怖いです。実際に締め技で落とされたこともありますし。
イ:え、マジですか?
作:はい。コンセント抜けたみたいになりますね。
イ:すごいですね。物書きで落ちた人はたぶん初です。いないですよ(笑)
イ:最後にこれからの抱負を決めセリフでお願いします。
作:あーだこーだと考える暇があったら書くぞ! ブルースリー?
イ:決まりましたね。ありがとうございます。
作:作者 イ:インタビュアー