アニソンと昭和100年 その4
昭和80年(=平成17年=2005年)のアニソン
郵政民営化のこの年、巷では「萌え~」が流行語になり、ノーネクタイ、ノージャケットの軽装「クール・ビズ」のもとで、音楽を聴く手段がCDから携帯に移行して、「着うたフル」配信がスタートしました。現代アニソン勃興の時代に突入です。
2006年には深夜アニメの放送本数が年間100本を突破し、深夜帯以外のアニメ本数と差がなくなりました。深夜帯のアニメはかわいらしい女性キャラが人気で「萌えアニメ」と呼ばれるようになります。アニソンの牽引役は、北海道をホームグランドとする音楽制作集団I‘veです。彼らによって「電波ソング」というアニソンの新ジャンルが生み出されます。
声優アーティストの活躍が本格化するのもこの時期です。2005年のこの年、アニソンを歌う声優・水樹奈々による東名阪ツアーが大成功を納めます。彼女の歌うTVアニメ「魔法少女リリカルなのは」のオープニング・テーマは、オリコンシングルチャート週間9位にランクインする快挙を成し遂げます。そしてこの年の「第60回NHK紅白歌合戦」に声優として初めての出場を果たします。
ちなみに声優がキャラクターとして歌いクレジットとして記された最初は、1986年放送開始のTVアニメ「めぞん一刻」(作画:高橋留美子)からだと言われています。
そしてTVアニメ「ネギま!」はヒロインが31人いるという作風が人気を呼び、この年、AKB48の結成への刺激剤となるのです。(宙)
〈参考文献〉澄川龍一.(2025年). アニソン大全「鉄腕アトム」から「鬼滅の刃」まで. 祥伝社
