三谷伸太朗さん脚本『本気のしるし≪劇場版≫』がカンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されました!
シナリオ・センター大阪校ご出身の三谷伸太朗さんが脚本を担当された『本気のしるし≪劇場版≫』が、 第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection 2020(オフィシャルセレクション2020)」に選出されました!
昨秋に、メーテレの連続ドラマとして放送されると、不穏な空気とリアルな女性描写が話題となり、見逃し配信などが多く再生された、異色のサスペンスです!
日本国内では10月9日に順次公開される予定です!
【あらすじ】
物語の主人公は、どこか虚無感をかかえながら成り行きまかせの日常をこなしている会社員・辻一路 (森崎ウィン)。人当りはいいものの実は何事にも冷めており、職場の先輩と後輩の二股を進行させているという “クズ男” の辻が出会うのは、無意識のうちに男性をひどい状況へと導くヒロイン・葉山浮世 (土村芳かほ)。 追い込まれるとその場限りの嘘をつき、お金や人間関係、すべてに無責任な言動をとる浮世は、辻を含めた周囲の男性を巻き込みながら転落を繰り返します。
裏切りや背徳が満ちた作品ですが、ただの「愚かな男女が堕ちていくゴシップストーリー」ではありません。彼らの弱さは、実は自分自身にも少なからず身に覚えがある部分なのではないでしょうか。
特に、一見ひどい女に見える浮世という女性にフォーカスをあてています。
「男社会の欲望の中で消費されていく女性の生きづらさ、男社会で求められる女性の姿を生き抜くための擬態のように身にまとってしまったかのようなヒトの哀しさ」を描きたいと深田監督自身がコメントするように、女性に対する理不尽を通じて人間を描きます。