図書館に行こう!! その2
図書館は自由を守る「とりで」
「図書館は民主主義の土台」と言われています。国民のことは国民で話し合ってルールを決めることが、民主主義の考え方。正しい方向に国を進めるには、国民が正しいと思うことを選ばなければなりません。
国民が選ぶと言っても、正しい知識や情報を知らないと選べません。日本国憲法で、国民の「知る自由」・「知る権利」が保証されているのは、そのためです。
図書館に来れば、いろいろな知識や情報を「知る」ことができる。だから、図書館は国民の知る自由を支える場所であって、「民主主義の土台」なのです。図書館に新聞が置いてあるのも、そんな理由からなんです。
話は海外に飛びます。ドイツ・ミュンヘンに<ミュンヘン国際児童図書館>と呼ばれる図書館があります。1949年に開館した世界最大の国際児童図書館です。
第二次世界大戦後、イギリスに逃れていたユダヤ系ドイツ人でジャーナリストのイエラ・レップマンはドイツに帰国後、「子どもの本によって平和を築くこと」を目指して活動を始めます。戦争で傷ついた子どもたちに「心の栄養」を与えたいとの一念から、20か国の出版社に「本を送ってほしい」と手紙を出します。集まった本は4000冊にものぼり、展示会は大盛況で、その後、<ミュンヘン国際児童図書館>が創られました。
図書館はミュンヘンの自然に囲まれたブルーテンブルグ城の内にあって、約250種類の言語で書かれた67万冊を超える本が納められています。もちろん、日本の児童書を集めた日本コーナーもあります。(宙)
〈参考文献〉野口武悟.(2026年). みんなの図書館 1図書館って、どんなところ?. 小峰書店
