「楽しくつづるエッセイ教室」を受けられた方のご感想、ご意見の一部を紹介いたします。

Aさん
いろいろな人生があるんやねー。文章の書き方のコツ、どうすればいいか事柄を説明するのではなく、要素を簡潔に、しかも伝わりやすくするのか。原稿のマス目をぎっちり埋めるのではなく、余白のある原稿の方が美しく読みやすいことに気付きました。

Fさん
皆さん文章が上手で良い刺激になりました。この講座にでて宿題をこなすことが、私の中に眠っていた文芸の心を燃やす良い起爆剤になったようで、今では川柳にすっかりはまっています。文章を書くのが好きで、毎回いただく宿題を楽しみにしています。

Tさん
私のつたない文章でも、先生は、必ずほめて下さいました。思わず ”私……なかなか才能あるんや~”と心の中でニタニタしてしまいました。月が経つごとに、わかりました。これが、先生の作戦だったんだ……と。お蔭で私の心の中に眠っていた記憶がよみがえり、文章として、残すことができました。限られた字数のなかで、いかに、自分の言いたい(伝えたい)ことを書くのか? 少ないからこそ、テーマがぼやけずに書けた……と思っています。

Bさん
本講座の魅力は、毎回受講される方々の「生き方」に触れ、私自身も、忘れていた過去の出来事がよみ返り、当時の家族や自分に触れることができるという事です。小島先生の全てを受け入れて下さる包容力も、自信のなかった私が続けられた大きな要素です。他の方の作品の解説をされる先生のお話を1年間聞くなかで、エッセイの書き方が少しずつ身体の中に入って来る感じがします。「~すべき」「~してはいけない」という言葉ではなく、先生は書かれた人の生き方を肯定し、そして「ここを~したら、更に分かりやすいですよ」と……。本当に、人への優しさが伝わってきます。昼夜問わない暴言、暴力の嵐を一人で耐えた介護生活では、とても内言が多くなりました。その中でも、文字にして表現することは、自分を客観視でき、落ち着くことができました。受講してお友だちもでき、毎回通うのが楽しくなりました。せっかく書くことの楽しさをつかんだので、もう1年学ばせていただき、当初の目的であった「ファミリーヒストリー」を孫たちに残せたら……と思っています。

Nさん
読み手の気持ちを考えず、自分の言いたいことを一方的に書いてしまうことが多く、また、自分では面白い場面を書いたつもりでも、改めて先生に読んでもらって聞いてみると、面白さが感じられなかったり、あとで後悔することも多かったです。一方で、自分の「これを伝えたい」という強い気持ちがある事柄について書けた時は、クラスで先生に読んでもらい、耳で聞いた時、文章のいい悪いに関係なく、気持ちが晴れ晴れしました。

Sさん
毎回新鮮で驚くことばかりです。「書く」から「伝える」へ。これはこの講座の最初から最後まで貫かれるテーマですが、①書きたいことへの想いがある。②書きたいことへの視線がある。③書きたいことを丁寧に書いている。何度聞いても、分かったつもりで、上ずべりな思いつきだけで書いてきた気がする。「オリジナリティ」についても、今までにない、とか、自分の、とか、初めての、とか、既成の概念にしばられて、「自分自身の視線」ということを忘れていた気がします。

Cさん
宿題として提出した文を翌月プリントされて目にすると、弱点が目につく。それでも先生は苦労して「ほめて」下さることに、頭が下がります。それが「へた」が「へた」なりに1年間何とか続き、今年もまた受けたことは書くことが嫌ではなく面白くなり、自分より他の人の考え、文章力に惹かれてのことかも知れない。欲は無。書くことによって忘れていた感情、生活の歴史、交わった人達の心が改めて判ったこともあった。あーあの人に逢って、今共に笑ってみたいと思う。読書量が増えました。今まで少な過ぎたのかも知れないが、子供の家に行くと本棚から5冊、6冊とジャンルは問わず、昨年は52冊で長年の念願が叶った。

Kさん
今までの経験や人生にヒントを与えてくれた想い出を宿題として出された課題に無理矢理結びつけて書いて来ました。限られた原稿用紙の空間で、文字をけずったり足したりの作業がとても楽しく出来上がった時は、我ながらすっきりした文章と自己満足!! だけど何日か過ぎてもう一度見直すとだめな部分が目立ち何回か書き直すことがありました。提出日の1日前まで……。お陰様で自分の言いたいことがはっきりコンパクトにわかりとても良かったと思っています。ミニ自分史でも出来ればと、これからも頑張ります。