ロボット年代記 その4
ロボット3原則~人間とロボットの絆~アトムのロボット法
アメリカの作家・アイザック・アシモフが描いた1950年のロボットSFの古典的名作の短編集「われはロボット」に、今ではロボットの憲法と言うべき「ロボット工学の3原則」が出てきます。
<ロボット工学の3原則>
第1条=ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過(見逃すこと)することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第2条=ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が第1条に反する場合は、この限りではない。
第3条=前掲第1条および第2条に反するおそれのない限り自己を守らなければならない。
この原則の後付けには、「ロボット工学ハンドブック・第56版・西暦2058年」と記されています。
3原則は、人間とロボットが互いに手を取り合って築いて行く理想の世界を目指しています。
アシモフが3原則を表したのと同じ頃(1951年)、日本のマンガ家・手塚治虫は自作「鉄腕アトム」のアトム誕生の巻で、2003年に制定されたとする「ロボット法」を描いています。
<ロボット法>
第1条=ロボットは人間をしあわせにするために生まれたものである。(アトム誕生)
第2条=その目的にかなうかぎり、すべてのロボットは自由であり、自由で平等の生活を送る権利を持つ。(アトム今昔物語)
アトムの作品の中では、(海蛇島)に第9条が、(青騎士)に第13条が書かれています。(宙)
〈参考文献〉石川喬司.(1977年). SF・ミステリおもしろ大百科. 早川書房
