竜巻と映画 その6
映画「ツイスター」(下)とガストフロント
ワキタの街は廃墟と化し、メグの家は崩壊寸前でした。救助に飛び込んだジョーとビルは危機一髪のところでメグを救い出します。苦しい息の下からメグはジョーに激励の言葉を送ります。
一人、家の残骸を見つめるジョーの目にある物が飛び込んできました。それは「ドロシー」に新たなアイディアを付け加えるものでした。
ジョーとビルは今や最大級となった竜巻に挑み始めます。ジョーナスは竜巻の犠牲となり、残された希望は二人にかかっていました。そしてついに、ジョーは竜巻の中心に「ドロシー」を置くことに成功します。
映画はその後、一波乱あって明るい未来を示唆して終わります。
突風には、竜巻、ダウンバースト、ガストフロントがあり、小規模なものとしてはつむじ風があります。
ガストフロントとは、積乱雲の下で形成された冷たい、重い空気のかたまりが、その重みにより温かい、軽い空気の側に流れ出すことによって発生します。数10㎞以上にわたって水平方向に広がるケースもあります。
アメリカでは、列車や住宅がまるごと吹き飛ばされ、自動車も100m以上飛ばされるようなトルネードと呼ばれる竜巻も生じます。
このような竜巻は、大規模な積乱雲「スーパーセル」によるものです。「スーパーセル」は、通常の積乱雲と異なり、スケールも大きく、寿命も通常の積乱雲の10倍以上長いです。(宙)
〈参考文献〉藤岡達也(2025).よくわかる防災教育―災害理解から学校・地域防災まで. ミネルヴァ書房
