火曜日A研修科クラス

うちのクラスは、非っ……(溜め開始)……(一分経過)……常に殺伐としてます。
嘘ですが。
毎週が、針のむしろです。嘘ですが。本当は、実にまったりしております。
しかし、つっこむところは容赦なくビシバシ言われます。
基礎科での宿題の講評は、基本的に褒め殺しですが、研修科では、そーは行かない。
クラスメイトも、先生も、実に忌憚なく感想、指摘を下さいます。
これ、実はものすごく有難いことなんですよ。
自分の話で恐縮ですが、わたくし、ゲームのシナリオ屋が本職なんですね。
で、ネット上では『曖昧に』ボコられることが多いんです。
なので、『的確に』、『具体性を持って』改善点を指導していただける。
これは非っ常に嬉しいですよ?
基本、ゼミでも毎週フルボッコにされてる方の私ですが、そのたびに、喜びに恍惚としております。
うわあい、ただのドマゾだね! 燃やそう!
クラス一同で、飲み会なんかもたまにやります。
和やかに、最近話題の映画や舞台の話をしたりします。
適度な連帯感と距離感を保ちつつ、「いやー、月謝分の値打ちあるわー」と思いながら、毎週授業を受けております。基礎科の皆さまは、「研修科って、なんか難しそう……」と思われるかもしれません。
確かに簡単ではありません。
しかし、確実にスキルアップはできます。
ぜひ火Aクラスへお越しいただき、みんなで(精神的に)殺したり殺されたりしませんか?(にっこり)

火曜日N研修科クラス

火曜・午後6時
「あら、今日の出席はこれだけ?」
「先生、私たちを晩御飯の品数みたいに言わないでください」
「やだ、本当にお腹減ってくるじゃない。それより最近、出てないんじゃない? 課題」
「料理作るようにはいきませんから」
「大丈夫、料理ができたら、シナリオも書けるわよ。あら、あなたどなた?」
「き、今日から、お世話になる……」
「新人さん? どこでも座って」
「先生の隣りが空いてますわ」
「大丈夫、食べたりしないから?」
「泣けるね」
「これ、喜劇なんですけど」
「じゃないかと思ってたんだ!」
「それって悲劇ですよね、ふふ」
「そこ、笑うところじゃないし」
「大丈夫、作品は作者の手を離れるものさ。自由になる権利があるんだよ」
「離れすぎて、ほとんど他人」
「だから脚本家に著作権はないって言われんだよねー」
「監督にもないって、サミュエル・フラーが言ってました」
「あ~っ、駄目だった~」
「どうしたの?」
「朝、書いたセリフがはまらなくなっちゃった」
「何が?」
「朝、今日の一日のセリフを書いたのよ」
「誰の?」
「私、母、会社の上司と同僚たち。でもムカつくの、電車の中で、
妊婦と間違わられて席を譲られそうになって思わず、失礼ね、自腹よ、って言っちゃたの。ショックだわ」
「どっちがショックなの?」
「へ?」
「なんですか? これ?」
「セリフになる言葉は、大抵はウソだってこと」
「ク、クエスチョン・ダッシュ!」
「ダッシュ・ダッシュ!」
「この人たち、何を言ってるんですか?」
「ああ、あなた新人さんね、ほら、熱があると浮かされて言うじゃない」
「うわ言ですか?」
「そう」
「熱があるんですか? この人たち」
「みんなね」
「みんなですか?」
「あなたもあるんじゃないの? ここに居るんだから」
「さあさあ、いつまで無駄話をしてるのかしら。ゼミを始めるわよ」
続きは、クラスでどうぞ。
註)少しだけ(?)誇張されています。

水曜日N作家集団クラス

私達クラスの思い出は、2012年のクリスマスパーティーのクラス対抗戦で、優勝したことです。
題名は『なでしこ革命』。授業の後、みんなで教室に居残り、三枚シノプシスを発表し合いました。
「こなもん戦士」(なでしこ革命の変更前の題名)が選ばれ、私達は2011年で優勝を逃してしまった悔しい思いと、今年こそは優勝するぞというみんなの強い気持ちが一致団結。
パーティーまであと数週間を残すところ。仕事やプライベートでみんなで集まるのは難しい中、メールでアイデアや直しを送り合いました。
本当にこのクラスがすごいのはこの後で、シノプシスの直しが出来上がると、皆で集まる時間を作り、カラオケ屋で演技の練習を開始しました。
こうしよう、ああしようと演技作りをしながら、100円ショップやドンキホーテで仮装(なでしこ革命)に必要な海賊グッズを買い集めました。
カラオケ屋に集まり数日かけて練習。当日も集合時間ギリギリまでジャンカラで最終練習を行いました。
そしてなんと、優勝を果たしました。
皆さん本当に御苦労様です。みんなに出会えて良かったです。楽しくみんなで舞台ができ、参加者の皆さんからも多くの拍手を頂き、私は皆さんにありがとう。
本当に良いクラスに出会えてよかったと思います。みんな、これからもがんばろー!

水曜日N研修科クラス

うちのクラスは、年代は様々、個人的なことはお名前以外お互い一切知りません。
でも、シナリオを読む声が教室の空気を一気に『その人色』に染めていきます。
発表者が変わると、また空気の色が変わる。
それぞれみんなが違う色を持っている、
そんなクラスです。
上手いとか下手とかではなくて、
誰もが持っている、どの課題を書いても漂うオンリーワンカラー。
先生はそんな個々の『色』を引っ張り出して大事にしてくださいます。
自分一人では見つけられないけど、クラスのみんなが見つけてくれる『わたし色』。
研修科で最後に書くシノプシスでは、どの先輩も教室を自分色に染めて、その余韻を残して卒業していかれます。
研修科課題30本が終わる頃には自分にも少しだけ『わたし色』が見えるようになるのかな。
楽しみ。
ところで、合評最後の先生の講師の弁。
おとなしい話のとき。
「ええんとちゃうか」
ありえない、ぶっ飛んだ話のとき。
「ぼく、こんなん好きやわ~」
出来のいいとき。
「長編にしてどっかに出してみ」
水曜N研修科のプチあるあるでした!

金曜日N研修科

私たち金N研修科の先生は監督として長年、映像の世界で活躍されてこられた方です。
授業も「このシナリオを映像にした場合どうなるか」という実践的な指導をなされるので、とても映像の世界に近いクラスであると言えます。
私たちシナリオライターを目指すものの目標は、やはり「自分の書いたシナリオが映像化される」ということだと思うので、毎回の授業がとても実りあるものに感じられます。
厳しくも愛ある先生や諸先輩方に刺激を受け、「課題」と戦いながら、日々精進しております。

土曜日M研修科クラス

土曜午前中という時間の為か、先生のキャラクターのせいなのか、基本まったりムードのクラスです。
シナリオについては、良かった探し(?)をしつつも、改善点の指摘はシビアにきっちりと。
どうやったらより面白い作品になるかを、考えさせ気づかせてくれます。
質問時はまったりを振り捨て、がっつくメンバーも。
最近のトピックスでは、ディズニーランドに行くと一度休んだために、遅刻するとUSJやらひらパーに行ってることにされるTちゃんが、三枚投稿で入賞し、雑誌に名前が載りました!

土曜日EⅠ作家集団クラス

ぶっちゃけ、20代~80代までが勢ぞろいの個性的な空気感満載のクラスです。
世代の違う、感性のぶつけ合いのバトルが毎週土曜の夕方にくり広げられています(笑)
と言うのは冗談ですが、年代のバラエティーさに加え、程よい男女の比率にも安定感があります。
ですので、すべての世代にフォーカスした作品が書ける、意見を聞けるというなんともお得感満載な状況です。
この状況は、このクラスの「強み」です。
幅広い世代の集まりですが、いざクラスで何かをするとなれば勢いがあります。
一つの事に対して、其々が経験を通し意見を出し合います。
幅広いクラスの強みがここで力を発揮します。
そんな感じのクラスです。

土曜日EⅡ作家集団クラス

このクラスの面白いのは、月に数回、テーブルの上に和菓子や洋菓子があることです。
先日は、何と!三重は尾鷲名物のサンマ寿司がありました。
ちなみにこれらの品々は、単純に旅行先からのお土産の場合と提出が遅れたことへの謝罪の意味があります。
どちらの傾向が顕著なのかはさておき……。
左党で甘党でもある先生は、“お土産”を口にされますが、映像的で的確なシナリオ論評には一切の甘さはないです。
さすが、生涯1000本近いTV映画を監督されてきた方だなと痛感します。
厳しさにもどこか優しさがあるのがこのクラスの特徴です。
また老若男女が揃った点も意見を伺う上でメリットだと思います。平均年齢は非公開ですが……。
授業後のティータイムが定番ですが、酒豪が多いので夜の西中島に繰り出すこともあります。

日曜A作家集団

日A作家集団は日曜正午から、まったり~と始まるクラスです。
クラスの面々は、マイペースというか、自分の思うがまま、自由すぎる内容の作品を書いてきます。
十人の生徒が居れば十色の作風があっても当然なんですが、
にしても、これだけ方向のバラバラな作品を読まされる先生は本当、お気の毒(笑)です。
何しろ、ある人は、宇宙人や怪獣が、女子高生に化けて大騒動、なSFを。
ある人は忍者アクション満載な時代劇を。
ある人は少女漫画原作のような耽美な世界を。
他にも、ハードボイルドな作品や、社会問題を扱った重~い内容の物……等々。
まぁ、これは講師の先生が、どんなトンデモ内容の作品でも笑って、
「これ、面白いわ~」で、受けてしまうからです。たぶん……。
とにかく、日曜作家集団クラスの先生は、「よく書けてるけど、どこかで聞いた話」より、
奇抜なアイディアや、おっ! と目を引く斬新な設定の話を好まれるようで(あくまで私の主観ですが)
それにつられて私たち生徒もどんどんおかしな……いえ昔の自分では思いもよらなかったような話を書いては発表し、互いに「そんなん書いて大丈夫?」とドン引きし合ったり、「こんな発想、とても自分にはなかったわ~」と感心し合ったりしているのです。
まぁ、こんな感じのクラスなんでございますが、最後に、斬新な話が好まれる、というクラスの紹介分が、
なんか、こんな普通の文章になってしまった事を、深くお詫び申し上げます。

第三長篇研究科

長編研究クラスの中で、一番新しく誕生した第三長研。
授業は月に一度とそれだけを聞くと物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、研修科や作家集団とは違い、作品は事前に手元にあるので、作者による朗読での印象批評にならず、より的確な意見が飛び交う、実践的なクラスです。
結構、厳しくて、とても鍛えられます。
プロを目指す方は是非来てください。
あ、これだけだとお堅いクラスに思われがちですが、時間がある時には最近見た映画の話など色んな話が飛び交う賑やかなクラスです。
半年に一度位のペースで飲み会などが行われています。