ガラスの世界 その1

玻璃ってなに?

「玻璃」と聞いて、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン・白岡あさ役を演じた女優さんをイメージしたんじゃないですか?
残念でした。彼女の名前は「波瑠」さんです。
「玻璃」は、「はり」と呼んで、ガラスの日本名です。「瑠璃(るり)」とも呼ばれていました。

えっ、ガラスってカタカナで書くから、外来語、外国のモノでしょうと反論されそうですが、日本にガラスが伝わったのは、弥生時代(紀元前4~3世紀)ごろ。ガラスは、メソポタミア(現在のイラン辺り)からインド、中国に伝えられて、中国から日本に伝えられたようです。「玻璃」や「瑠璃」は中国から伝わった時の呼び名です。

その後、ヨーロッパとの交易の中で、「ビードロ」(ポルトガル語)や「ギャマン」(オランダ語)と呼ばれるようになりました。
さらに時代が進むと「ガラス」はオランダ語の本来の意味と同じ単語の「ガラス」が広まります。
日本の漢字では、「硝子」と書いて「がらす」と読みます。

明治時代の初め、ガラス造りには硝石を使っていました。品川硝子製造所の社名が「硝子」を使った社名第1号です。
今ではガラスづくりは全国で行われていますが、地元大阪では、「いずみガラス」が有名です。

大阪府和泉市では、明治の初期からガラス玉を数珠やかんざし用に作り始め、今に至っています。ガラス棒を眼の前で溶かしながら作る「ランプワーク」と呼ばれる技法を駆使して、複雑な模様のついた「とんぼ玉」を作っています。(宙)

〈参考文献〉和の技術を知る会(2026). 子どもにも伝えたい和の技術17 ガラス. 文渓堂

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