わたしにとってのシナリオ・センター 73期生

FEさん

講義を受けた時期がちょうど自らの転職とも重なり、今の自分の状況やこれからの人生を見つめなおすことが出来ました。課題の中には「再会」「別れ」「一年後」等、自分の状況をつい重ねて考えてしまうものが多かったです。周囲の環境が変わっていくことに対応することで精一杯で、課題の提出はいつもギリギリ、提出できなかったものもあります。講義以外への活動にも参加できませんでした。それでも毎週講義を受ける時間がとても楽しみでした。講義の内容は面白く視野を大きく広げてくれました。これからも何らかの形で書いていければいいなと思っています。講師の方々、事務局の方々、受講生の皆さん、ありがとうございました。

SHさん

映画に対する情熱が無くなりかけた40代に、ふと自分の人生を振り返りながらシナリオを書き始め、シナリオを基礎から勉強しようと思った50代にシナリオセンターを知り、運命的な出会いを感じて入学しました。シナリオの基礎を学べたこと、プロを目指す若者と出会えたこと、また、飲み会やフェイスブックで意見交換できたこと、すべてが楽しく本当に幸せな時間を頂きました。73期基礎科金曜日クラスから感動を与えるシナリオライターが1人でも多く誕生することを願っています。もちろん私もシナリオを書き続けていきます。

HKさん

毎週、泣きそうになりながら、宿題をこなしたのがよい思い出です。まだ、ここからどこへ飛び立とうか迷い中ですが、結局「自分で書く」しか無いのだなあ・・・と痛感しました。東京でやってる様な(過去を含めて)今活躍中の方の講演とかを録画で良いので、観てみたいなあ・・・と思いました。ともかく「書いた」事が、いい習慣になったと思います。(これからも習慣にしたい)

MTさん

シナリオの技術、何に対して具体的に書けば良いかを知る事が出来て良かったと思います。20枚のシナリオ等分量が多く、とても労力がいると思いましたが、思ったよりもサラサラと書く事が出来て面白かったです。

IYさん

2月14日。急にチョコレートを食べたくなった自分。恥をしのんでチョコを買うか、我慢するか「葛藤中」です。葛藤・・・あ、これシナリオに使えるかも!なんて思うことがシナセンで学んでから増えました。私にとってシナセンはとても楽しい所でした。でも今後、それだけではないと思います。研修科の道は、今レジに通しているブラックチョコのように決して甘くはないはずです。それに備え、これからも「作家の目」に磨きをかけていこうと思います。

Yさん

受講する前の私は、シナリオ・センターはきっと楽しくて和やかな感じなんだろう、と、勝手に思い込んでいました。事実講義は毎回楽しく、仕事終わりで眠たくても苦にならない場所でした。(講義が終わった後の有志飲み会も楽しかったですが) しかし回を追うごとに枚数の増える宿題は、苦しいものでした。特に枚数が二桁になってからは『仕事サボって仕上げたい』と毎日思うように。また、回を追うごとに上達するわけではなく、どこか気が抜けてしまった回は、手厳しい添削が返ってきました。それでも次の講義に出て、毎日遅くまで書き苦しむ・・・わたしにとってのシナリオ・センターとは、自ら進んで書き苦しむことを覚えさせられた場所です。これからも出来うる限りその苦しみに付き合っていこうと、思い始めています。

KRさん

何のためにこんなに毎日毎日机にしがみついているんだろう?2月半ば、もう20枚課題に入っている。長編コースも始まった。ぼつぼつ睡眠時間も激減し、キツい。キツいが苦痛ではない。そのことを最近特に不思議に思う。家事して仕事して映画観て本読んで課題してそしてセンターの友達と呑み話す・・・時間がなさ過ぎる。でも、こう羅列すると、なんと充実してることか。なんとなく目標地点ができたことにも驚いている。現在地点からそこへの距離がすごくあること、それを縮めるために、「とにかく書き続けること」、「最低十年・・・」先生方のその言葉の意味も、なんとなく分かってきている、そんな気がする。自分は(今更)何かになりたいの?何を物語りたいの?課題をこなしながら模索中。だけど、書くことはもう生活の一部になりつつある。それに、こんな思いが芽生え始めている。いつか、書けるようになりたい、重喜劇。コメディーの難しさ、奥深さに魅了される日々。何か背負ってる者同士が集まって盛り上がる場は、時に異様で、言葉にし難い味わい深い空気がある。それが心地良かった。講師の先生方、事務局の皆様、たくさん励まし刺激してくれたお友達の皆さん、本当にありがとうございました。まだしばらく通います。シナリオセンター大阪校。

OHさん

私にとってシナリオ・センターとは、もちろんシナリオを学びに来る場所ではあったが、それと同時に会社とは別の、「自分の居場所を作る」ことが大きな目的だった。毎週金曜日、京都から南方へ向かう阪急電車の中から、暮れゆく大阪の街並みが近づいてくる度、気分が高揚した。京都の街にはない、良くも悪くも雑多な南方の雰囲気や、頭上を遠慮なく通過する飛行機、ビルの7階下で行き来する電車を眺めているだけで、日常から少し離れた別の舞台に立っている気分になれた。そして、先生方が予告されていた通り、クラスで自己紹介を済ませると、途端にクラスメイトとの距離が近づいた。以降は毎週のように食事会が行われるようになり、回を重ねるごとに更に心の距離が縮まった。その中で人間関係のようなものも生まれ、そこで多少の葛藤も起きて、自分にとっての新しい舞台に加え、そこで感情を作用しあう登場人物たちも浮かび上がってくるようになった。私にとってのこの半年はその舞台づくりの期間のようだったが、もちろんセンターの主目的であるシナリオの課題も楽しみのひとつだった。毎週毎週「創作した物を書く」という行為自体が初めてだったし、それは思いもかけない自分との出会いでもあった。どんなに意趣の異なる設定を設けても、出てくるのは普段自分が口にしたくてもできない願望や、鬱屈、怒り、嫉妬、などのあまりほめられたものではない感情で、シナリオの登場人物たちはみな私の分身として、用意された拙い世界でそれぞれ不器用に泣いたり笑ったりしていた。返却される課題の数が増えてくると、出来は悪いが愛嬌のある子どもが増えていくようで、なんだか愛おしいような気持ちになった。まだまだ下手くそで、書きたいと思うものと出来上がったものとの間にどうしようもない乖離があるけれど、続けてもっと書いていたら、もっと遠くの見たことのない自分に出会えるのかもしれない、と思うようになった。そういうわけで、もう少し、自分のできるところまで続けてみようと考えている。

HYさん

シナリオ・センターに通い始めて6ヶ月間、シナリオの基礎を学ぶ事ができ、大変感謝しています。毎週の課題は時にきつかったですが、書くことの大切さを学ぶ事ができました。多くの仲間に出会えた事もこの6ヶ月間での大きな変化です。一歩ずつ着実に成長させてくれる、私にとってのシナリオ・センターは大きく大切な出会いです。

ASさん

教室で先生の講義を聞くのも、家で宿題しなくちゃいけないのも追いこまれるのも、年令も職業も違うお友達ができたのも楽しい。通りがかりに入ってしまったシナセンですが、学生に戻ったみたいでうれしいです。

MAさん

とても楽しく授業を受けることが出来ました。宿題が提出出来ないことが多く、続けていけるか少し不安ですが・・・。自分のペースでがんばっていこうと思います。

KMさん

脚本に関する知識だけではなく撮影現場の話や様々な映画、ドラマ等の話が聞けて本当に良かったです。毎週一枚ずつ増えていく課題に悪戦苦闘するかと思っていましたが、登場人物の名前を考えるのが一番苦労したのが思い出です。

IMさん

物心ついた時から自立していました。ずっと人のために生きてきた気がします。やっと好きなことをのんびりと、そして、あわよくば小金でも、なあんて思ってたくらいでした。初日から自分次第(つまり、とにかく書く?)でプロに繋がっている、という話に正直、驚きましたが、脚本家への夢へ少し背中を押された気がしました。しかしながら如何せん、生きていかないと。今の給料は夢への必要条件なんです。若い人は大好きですが、集団が相手になると気後れするものですね。ガキみたいに休んでしまいました。若さは極端を求めますが(あくまでも私感)、熟年世代は夢と生活に上手に折り合いをつけてもいいですよね?本当は一日中、毎日書いていたいです、“無知の知”と“継続は力”を携えて。!!こんな気持ちにさせて頂いた先生方、スタッフの皆様、ありがとうございます。

HAさん

一週間に一度、シナリオ・センターに通うのが楽しみでした。シナリオを書く面白さを実感するとともに、やりたいことに真剣に取り組める喜びをかみしめていました。先生方の「プロを育てる」というスタンスのご指導に、やる気が高まりました。ありがとうございます。また、スタッフの浜田さんには、声をかけていただき、感謝しています。心残りは、私が人見知りで、人づきあいが得意でないため、クラスのみなさんとあまりお話できなかったことです。こんな私ですが、研修科で同じクラスになったときには、ぜひ、仲良くしてください。

AHさん

思いきって入学した私ですが、あっという間に半年が過ぎました。教室のみんながすごい人に見えて、不安に感じる事もありましたが、入学する前の何も知らなかった自分よりは前進しているのだからと頑張れました。忙しい時は宿題をするのが精一杯で、人の思いをそのまま書き込めない“シナリオ”というものに苦労を感じる事がありますが、気付けばいつもストーリーの事ばかり考えている自分がいます。今は大変さの方が楽しさより大きいですが、書く事の楽しさが、どんどん増えるようになればと頑張っていきたいです。

MYさん

ふとしたきっかけで訪れたシナリオセンター。毎回の授業がおもしろく、先生方のお人柄もピンとした姿勢の中に熱意を感じ、受けていて充実感一杯でした。宿題を仕上げる一週間も充実しており、つたない提出物に適確な添削も納得のいくことばかりでした。文章は書きたいのですが、私にとっての「映像表現」が苦しかったです。小説やエッセイが書きたいと思っていましたので、ト書きでの表現は勉強にはなりましたが、フラストレーションのたまる思いはしばしばでした。基礎科→ラジオシナリオの講座→小説/エッセイへと進むことはできないのか?という思いがあります。「頭の中で映像をうかべて書く」という訓練には非常になったのではないかと思います。温かいご指導に感謝しております。

YTさん

得たものが2つあります。1つ目は刺激。講義を受けて、執筆中の作品で悩んでいたことに対する解決策を見出せたり、いいアイデアが浮かんだりといったことが多々ありました。2つ目は環境。毎週出される課題のおかげで基本的に怠け者の私でも、『数をこなす』という創作において大切な訓練を積めました。

HKさん

夢途中の6ヶ月をシナリオセンターで過ごしています。表現するにあたり段取りをつけて考える力になっています。生活をするに於いても大切なポイントですが、意識する・しないは大変異なるとセンターに通い認識させて頂きました。只、テレビドラマを側面から見てる様になり、時々楽しみだったドラマにがっかりしたりします。それもセンターで習得した大切なポイントです。

TSさん

考えるよりもずっと書くこと、書き続けることの大変さを学ばせてもらいました。大変だけど、色々と刺激があり、自分を成長させてもらえる所です。

Aさん

授業はとてもわかりやすく、とても勉強になりました。自分の書いたものを添削していただいたり、他の方の作品をみることができるのは、大きなメリットだと思います。

Nさん

文章が苦手だったので自分にとっては、苦手な分野でした。でも、ストーリーを考えるのが大好きでこのシナリオセンターに来ました。私の身の回りの出来事や自分の生き方など、ストーリーにしたらおもしろくなるんじゃないのかなと思い、先生が出す課題で良く勉強になりました。最初は課題などまったくわからなかったのですが、やっぱり分からない部分もありましたので、先生の話を良く聞くようになりました。取材も少し恐いけど勇気を出して行きたいと思います。

KYさん

締め切りを与えてくれる存在。一人前になるまでは締め切りはお金を払ってでも買うべきだと怠け者の私は実感しました。

Aさん

仕事などで来られないこともありましたが、シナリオを書くのはとても楽しいです。自分の提出物を振り返ってみて、もっと上手に書きたいと痛感するのもまた楽しいです。金・土はほとんど半分ずつ出たのと、得意分野がかぶっている方が見つからず、創作仲間はできませんでしたが・・・。もっとたくさん書いて成長していきたいです!

STさん

正直、毎週毎週課題をこなしていけるか、途中で「ま、いっか」と(いつもの様に)自分を甘やかせてしまうのではないか(仕事もしてるし)と思っていましたが、書かずにいるとその週は何か物足りなさや、やり残した感を感じる様な体になってしまいました。治療に通いつづけることになりそうです。

FSさん

私は小説家を目指していたのですが、構成力を学びたくてシナリオセンターに通い始めました。正直、シナリオと小説は違うと心の中で思っていたのですが、学びだすと勉強になることばかりで正に目からウロコの毎週でした。構成力がついたのはもちろんですが、それ以上に同じ志を持った人達と話が出来たことが、一番力になったと私は感じました。と、なんだか堅い話になってしまいましたが、要は仲間が出来た事で自分は物語を書く事を続けられたという事です。

Nさん

専業主婦とはいえ、病気を抱えながら週一のペースで課題をこなすのは大変でした。しかし、働きながら頑張っている友達を見ると、私も頑張ろうと思いました。研修科はよりハードだと思いますが、人々に勇気を与えられるような作品を描けるように精進あるのみです。

SKさん

シナリオの書方や起承転結のついた物語の書き方は、確かに習えばある程度身につきます。しかしその物語が面白いか、人の心を打つものなのかは、やはりその人の持つ感性やセンスによるものだという事を半年間を終えて痛感しています。先生方はよく「シナリオは愛だ」という事をおっしゃいますが、まず自分自身が自分の日常や取りまく世界を愛を持って見ているか、また人の話をきちんと理解しているか、アドバイスなどを素直に受け入れられているかなどと、自分の人間性と向かい合わされる事が多く反省しきりです。学ぶ事の多い半年間でした。ありがとうございました。