9/9(土)松本昇三先生  思いは必ず伝わる    

 

 

 

Prifile
関西芸術座所属。
現在ラジオドラマ『心の憩い』でディレクターをされている先生。

 

 松本先生は、毎日放送ラジオで朝5時台から6時台放送の念法真教の番組『心の憩い』でディレクターをしてらっしゃいます。心に憩いをもたらす「ちょっといい話」がテーマの3分半のドラマで、28年間続いている長寿番組です。

 大阪校からもこの『心の憩い』でデビューした在校生、現在も書きつづけている在校生が大勢いることは周知のところですが、現場で望まれている話、採用されにくい類いの話、などのお話を伺いました。「どうしても映像から入るシナリオが多いので、ラジオに慣れていく、ということが大事です。書いたものはまず、口に出して読む、ということをしてみ たらいかがでしょうか」とアドバイスを頂きました。

 また、「頭の中でイメージするだけではなかなか力になっていきにくい。そのイメージをどんどん外に出してください。書いて平気で捨てていく、その中でどうしても心に残るものはまた、拾い上げられますから」と『とにかく書こう』を目標に、受講生全員がその場で簡単なストーリーを考え、発表するというユニークな講義が行われました。悪戦苦闘の末それぞれがストーリーを考え、発表し、どんな話がいいのか具体的に知ることができました。

 「普段の生活の中でも転機というのはあります。今まで言葉の上でしか分からなかったことが、ちょっとしたきっかけで自分の中で分かるようになることがあります。それは、その言葉にその人の『思い』が乗るからです。『思い』は必ず伝わります。うまい、うまくないにこだわらず、ご自分の『思い』を乗せてどんどん書いて下さい」とのお言葉に私たちは大いに励まされたのでした。

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