第20回放課後倶楽部 平成17年2月19日(土曜日) | ||||
浪速裏街道奇談パート3 「わたしが出会った殺人者たち」 |
||||
|
||||
|
||||
講義内容 |
||||
前半は、世間を騒がせた有名な殺人事件を例に、殺人者の葛藤とストレス。また、民族や宗教によって異なる殺生の考え。日本における死刑制度の是非。等、興味深いお話が続きました。 途中の心理テスト「自分のことをどのくらい解っていますか?半分以上?以下?」では、「殺意が一般の人にどれだけ潜んでいるか?!」が明らかに。驚きの結果に、会場は大きく盛り上がりました。 また、殺人者の葛藤の話の中では、「三つに葛藤の図」の説明も。すぐにでもシナリオに活かせそうな内容は、参加者にとっては正に宝の山!メモをとる手に力が入りました。 後半は、実際に出会った殺人者についてのお話。彼らの『殺人』に対する動機や経緯を、丁寧にリアルに語って下さいました。そして、殺人を犯してしまったご自身の友人に対しては、「何か別の方法を教えてあげていれば、変えてあげられたのに・・・」と、後悔のお言葉。また、「『殺意』は、誰もが持つもの。加害者にも被害者にもならないよう、人が自分をどう思っているかを会話で確認し、まわりをよく観察すること!」と、力強いメッセージ。先生の優しさ、人情味が伝わってくるようでした。「『人間』を深く見つめ直したい!」そんな気持ちになった二時間でした。 |
||||
参加された方々のお声 |
||||
・絶対に他では聞けない貴重なお話を、ありがとうございました。 ・心理学の立場からのお話もあり、大変興味深く聞かせていただきました。 ・善にも悪にも、人生は思いに導かれるのかなと思いました。パート4を期待しています。 ・シナリオを書くための重要なヒントを頂きました。もっとオドロオドロシイ話かと思っていたのですが、精神的な部分を深く探ってくださったので、出席させてもらって本当によかったです。 ・迫力がある話で、恐怖なのか何なのか、心がざわざわしながら聞いていました。 ・普段大抵の人が話すのを避けたがる、そんな角度からの講義が聞けたように思います。人間の殺意の動機、そうしてしまう性、とても衝撃的でした。そういう部分を描こうとするとき、今感じている背中の重みを思い出しながらやり遂げないといけないな、と感じます。 ・リアアリティがあって興味深く聞けました。殺人者の心理についてよくわかりました。 ・「人間誰にでも殺意を抱くことはあり、殺人はその結果でしかない」という言葉が印象深かった。創作においてその仮定がポイントであり、それは人生そのものだと思った。今後に生かしたいです。 ・すごくリアリティがありました。私の中で色々考えました。次回も参加したいです。 ・人の死ぬ予感、人を殺す予感を学べたと思いました。 ・「自分をわかってくれる人がいる」ということが大切なのだと思いました。けれど難しいのは、「わかってくれているということがわからない」ことで、ここをどうするかだと思います。 ・宿業としか呼びようのない「心の暗部」への言及は、是非挑んでみたいテーマを与えてくれた。 ・このシリーズは、裏世界の生活をお聞きできる貴重な時間なので、毎回出席しています。今回も、そのまま何本もシナリオが作れるくらい濃く深い内容でした。 ・殺人を犯してしまう人の心理。それは、普通の人と本当に紙一重の部分で起こること。そういうことがよくわかりました。 ・めったに聞くことができない貴重なお話をありがとうございました。実際に殺人を犯した人に関する心理の分析が特に興味深かったです。是非また次回に、本日伺えなかったお話(続編)を伺えたらうれしいです。(犯罪を繰り返す人の心理等・・・特に知りたいので) |