第13回放課後倶楽部 平成16年6月26日(土曜日) | ||||||
女性の為の法律相談から見える 「現代の結婚と離婚」 |
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講義内容 |
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「社会、経済力を放棄して、男性に頼っているよう。生きがいが感じられない」。そんな専業主婦の悩みを理解しようとしない夫は、「誰のおかげで食べていけるんだ」「家のことばかりで社会性がない」「僕の妻になれて、子供も産めて嬉しいだろ」等の無神経な発言。 また、完璧な家事ができず、だからといって、専業主婦にはなりたくないと悩む、仕事を持つ妻に対しては、「家が汚い!」「僕は、母性的でやすらげる人に惹かれるんだ」と、かなりキツイ発言があるとか。 説得力のある例えに、云々と頷く女性参加者の姿も。が、女性側も結婚に対する見通しが甘く、何かを捨てる覚悟ができていなかったのでは……という、女性がハッとさせられるお言葉も。 また、TVドラマの中では、依頼者と共に悩みましょう的な弁護士像ですが、実際は、勝つ手段を教え、離婚相談の場合、離婚する、しないの決意は自分でしてもらうそうです。「法律相談は人生相談ではないので、人生にまでは踏みこみません」とのこと。 その他、相談料の事、嫌われる相談者のタイプ、忘れがたい事件等、豊富な内容でした。 弁護士、法廷、夫婦ドラマ。いろんなジャンルのネタが盛り沢山! そんな二時間でした。 |
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参加された方々のお声 |
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・女性の生き方というのは既婚でも、未婚でもどんな立場でも葛藤があることがわかり、生き方のしるべにもなった。 ・専業主婦と働く女性のそれぞれの事情と心情はとても面白かったです。心に残ったのは結婚することで失ってしまうものがある、その覚悟というところでした。意外に思ったのは弁護士さんは人生相談はしない、説教をたれないというところ。テレビドラマでは説教をする場面がみられるからです。弁護士の私情をはさまないというスタンスとはうらはらに、取り扱うものが人間の複雑な心情をはらんだものであることに、ある種ドラマがあるのではと思いました。 ・私も結婚をして仕事もしているので、そうだ、そうだと思う所がたくさんありました。弁護士さんでも、家の中がちらかってると聞いて安心しました。(スーパーウーマンはいない) ・男尊女卑観はやはり根深く、男性はもちろん、女性にも潜在的に理想像としており、現実の結婚生活をしていくうちに、お互いへの自分の思い込みが崩れると同時に顔を出してくるように思います。人と人とが一緒に生きていくのは本当に難しいのだなと感じました。 ・「離婚」「結婚」「女性の生き方」、本当、楽しかったです。形に当てはまった生き方じゃなくて、いろんな生き方があるなと思いました。正直、世の男性にきかせたい話でした。 ・とても興味深く勉強になりました。いっぺんで先生のファンになりました。昔も今も、主婦の抱く悩み、生き方への模索は同じなんだなぁと思いました。今日の話を今後のシナリオに活かしたいと思います。 ・法律は大人の学問と言われたことが心に残りました。人間というのは倫理、道徳を法律という型にはめようとその枠からはみ出そうとするものですね。男性であるというだけで示す態度の数々は男性と女性とは異人類と思いました。又、マスメディアの弁護士像と実際に従事なさっている方との違いが判りました。 ・「なんとなく」京大法学部に入って「意識が低い」まま弁護士になられた先生の自然体で無理しない話が面白かったです。 ・女性にくらべて、確かに男性の生き方は変わってないなと思いました。 ・可能性があると人間は失う覚悟がしにくいのだなと思いました。 ・私もいろいろ悩んだりしますが、多くの女性がそうなんだと、今日お話を聞いて思いました。 ・勉強になりました。質問にも答えて頂けたので良かったです。シナリオへの活用とは別に、女性の生き方のお話、とても共感できました。自分も共働きをしているので、この先、悩みは尽きません。(子供ができた時にどうする?etc)ちなみに私の理想は“プチキャリア”でしょうか。 ・結婚にも離婚にも覚悟が必要なんだなぁと思いました。 |